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異能と生まれ、それは同義  作者: 流川メイプル
2/2

革命

あまりにも想定外な試験の終了を迎えた為

釈然としない凪。そんな、彼に話しかける人がいた。

「おーい!凪くーん!」

走りながら近いてくるのは、潮崎 海音だ。

「試験お疲れ様~。と ちゅ う から見てたけど、惜しかったねぇ。」

「うーん、まぁね。」

と、試合を振り返って曖昧な返事をする凪。

「いやぁー、私も驚いたんだよー。まさか、殴ろうとしたら、吹っ飛んでいっちゃうなんてねぇ。」

凪は、あまり試験のことを掘り返されたくないのか、話題を逸らすことに、

「そういえばそっちは、もう終わったの?」

「うん。私たちSランクは、同じランクとしか、やり合わないからねー。私あんまりツヨイ方じゃないからさぁー。」

と、少し下を向きながら話している用に見えたきがした凪だった、、

「ねぇ、君は組織(クラン)に興味はある?」

「クラン?」

クランとは、戦争に向かう際に、属していなければ入っていないもの同士の寄せ集めの班になってしまうが、クランに入っていれば、国からクランに依頼が来るために、政府によって決められる寄せ集めのメンバーでいくのでは無く、信用できるメンバー同士でいくことの出来るという利点がのあるのだが、、、

「ふーん、なる程ねー。」

「うちの組織は、第一世代(この戦争が始まった

原因でもある初代の能力者から20年間隔で、世代が決まっている。そして、凪達は第三世代という位置付けになっている。)からある、由緒正しき組織なんだぜ!!」

「へー」

という、トーーっても興味のなさそうな凪の反応に、

「ってぇ、君もうちょい興味もってもいいんじゃないかなぁ?なんせウチは、革命(レジスタンス)という、国内の中でも上位の組織なんだからね!?」

「、、レジスタンスか、、でも僕にはなんの関係もない話だしね、、」

という凪の言葉を聞くと海音は、下を向きクックック笑い出した。

「ふっふ、、興味を持ったね、、」

「え、、何?いきなり?」

「今日の君の活躍を見て、我がクランは君を勧誘しに来たんだよ!」

胸を反らしながら高らかに発言する彼女。

その様子視界の隅に納めながら、凪は思案する。


凪は、この話を聞く前から革命については、知っていた。彼の師匠から何度も言われていた事があった。 

「組織に入るなら、革命かお前の兄弟子に当たる奴の組織の、「陽天の日差し」に入れ。」

と、言われていたので革命についてはしっていた。凪の師匠は、革命の創設者の一人でもあり、革命を進めるのは分かるが、聞いた話によると、、、、、


「、、、さらに、今の革命はいま黄金期とは比べものにならないほど、弱くなっていてーーー、って聞いてる?」

「え、あー、、うん聞いてたよ。」

ちょっとその反応怪しくなーい などいいながら、どこからだしたのか勧誘用パンフレットっぽいやつを、グイグイ押しつけてくる。

凪は、パンフレットを受け取り、それを眺めながら、

「でも、なんで今は、そんな弱くなったの?」

と、唯一聞いていたフレーズを、聞いていなかったと悟られないため聞いてみる。

「えー、あー、うん、、まぁいろいろあったんだよねぇ、、」

彼女は、何か隠したいことでも、あるのか言葉を濁しながら言う。凪は、空気が読めないような奴ではないので特に追及はしない。

「まぁ、見てみようかな、、」

「え!ほんとに?!やったーーー!!」

子供のようにはしゃぐ彼女に苦笑いをする。すると、手を引っ張って案内をされる。この時、二人は手をつないでいるなどという考えは頭になく、恥ずかしがる様子もなかったため、(なんだあのリア充どもは!?)(爆ぜろ、爆ぜてしまえ)などとすれ違う生徒達(主に非リアの野郎ども)にいわれているなどは、毛頭も考えてはいなかった。そんな、二人がついたさきは、、

「はい!ここだよ!」

「、、、理科室??」

どうやら、ここが革命の活動拠点らしい、、 「、、、、、革命意外に入りたいくらんがあることをわすれていたよアハハハちょっとこんかいのところは、えんりょうしておくよーあはははー」などと、ほざきながら足早に去ろうとする凪。何故??と思った方しかいないだろう。しかし、同じようにこの教室をみたらおそらく同じくらい露骨に嫌がるだろう。なぜら、、、まず、ここは最新設備のみを備えている機関のはずなのに何故か、とても年期の感じる木片といわれてよいレベルの板に、理科室ととても日本語とはいえないような字でかかれており、さらにはその周りの壁だけ改修工事が行われていないのか、ペンキさえも剥がれ、ところどころからネジが5センチくらい飛び出るという歴史を感じる場所 というには古さの中にある美徳などもなく、しろーとが直そうとしたのか、ベニヤ板がところどころに下手くそに打ち付けられており、そこだけがまた白く不自然に浮いてしまっている。

(えーー 僕こんなとこはいるんすかねぇー正直このクランどころか、部屋に入りたくないんだが、、)と、思い逃走を試みようと思ったが、海音の手によってがっちり繋がれた状態のため逃亡は許されない。詰みの状態から始まる将棋は、誰が楽しいと言うのか、、、

「海音、新入生を連れてただいま帰りましたー!!」

という高らかな声と共に引きづられながら入室する凪。そんな彼を待つものは?!

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