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第5話
帰国後直ぐに軍の特使に呼びされてとある半島にある兵器開発部門の研究所に配属されて世間とは隔離された欧米日の文化が入り混じった環境の街に住まわされた。これは。欧米な研究機関で学んだ者が多く、自由な発送が育ったり、欧米の兵器の対抗手段を思いつきやすいのではないかと考えた研究所所長の考えである。
彼は日本で育ち、アニメやSF小説オタクとして暮らしていたところを親族の曾祖父に見いだされ連れてこられた。
明林にとっては、米国サイズの日本という感じで、広々した日本で生活している気分だった。
通貨は米ドルが取引されている。
これは有事の際に保有しておいた方か良いのでは?という誰かの雑な考えて採用されたらしい。
もっとも今はすべて電子決済だから通貨は流通していない。
国では自国通貨が一番信頼できると言いながら、政府関係者はまるで信用していない。
すべての資産を親戚の居る海外に米ドルで蓄えている。
これが当たり前なのが自国通貨だ。