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第13話
二月後、シーグライダーからの緊急信号が届いた。
直ぐに漁船を装った軍が回収に向かう。
すると、海面から鉛筆の様なアンテナをたてたブラックボックスがあった。
明林な研究所に運ばれ、機能停止直前の様子が解析された。
解析するまでもなく、
シーグライダーをふた周り大きくした潜水艇が追尾してきてシーグライダーが飲み込まれる映像が残されていた。
これは!
一瞬息を呑んたが、椅子に深く座り直し深呼吸をすると目を閉じ、
頭脳をフル回転させた。
なぬほど、大型魚の捕食トラブルがあったわね。
あれから思いついたのね。
なかなかやるわ。
でもこのままにはしない。
必ず打開してあげる。
あれば電撃には耐性があるようだ。
なので、電撃ではない別の攻撃方法を取らなくてはならない。
少燃費で威力の高い物。爆発物か。
あれに捉えられる瞬間に遅延手榴弾を捕食させれば、上手く行きそうだな。
グライダーのように海中を飛び回れる乗り物の話の筈でしたが。人が乗らないドローンのような物の話になってしまいました。あしからす。




