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私立英証雌雄学園  作者: 甘味 桃
第1章:始まりの春
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『最終節:ここから始まる』

嬉しくて笑いが止まらない。実験に打って付けの存在を早くも見つけられたなんて。

さあ、これからあの人をどうしよう。何をさせようか。


「あはは!すっごい、武力A知力C+魔力A+。変な色の正体はもう1つの魂だったのか」


「・・・こ、ここは」


「あ、おはようございます」


「俺は、吹雪の中で死にかけてたはず」


「あなたの魔力A+の空間魔法、ボクの研究に役立たせてもらいます」


「だ、誰だお前」


「一応後輩です。魔力クラス1年 夏目(なつめ) 世界(せかい)です。」


(なんだ、こいつの雰囲気。男か女か分からないが、それ以前に・・・人間か?)


「あの木の矢を放ったのは誰だろう。とんでもない魔力濃度だった。」


父さん、母さん。ボクはボクの路を進むよ。2人の後は追わないけど、自分のやりたい事に

向かって走り続けるよ。


2人のおかげで得た、魔力A+を使って。


2話へ続く。


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