また天使か〜城壊れるな〜
突如現れた天使テトリスによって、ウィズリーの城は破壊されたのであった
「ちょっと!!城に放った矢がこっちに飛んでくるんだけど!!」
「頼むなんでもするから城を壊さないでくれ!!」
「ウィズリーの城が崩壊する第4話どうぞなのだ!!」
【浮】
「いい加減にしろっ‼︎」
ウィズリーが宙に浮き上がり、テトリスのところまで勢いよく飛んでいき殴りかかる
「!!」
テトリスはそれに気づきすれすれで避けた。ウィズリーは勢い余ってテトリスからかなり離れてしまった
「隙ありなのだ!!」
背中を向けてるウィズリーに矢を放った。
しかし矢は跳ね返ってきた。
テトリスはそれに矢を放ち相殺した。
ウィズリーを見ると【反】の文字があった
「なるほど、あらかじめ背後に字戦を発動して、わざと避けやすい攻撃をしたのか。メナルディ族…侮れないのだ…ここからは本気でやらせてもらうのだ」
ウィズリーはテトリスを見て笑顔で言った
「やめろ、城が跡形もなくなる」
テトリスは、ムッとした表情で言った
「人間を襲っておいて自分の城の心配ばかり、最悪の種族なのだ、私が来なかったらあの人間をどうするつもりだったのだ?食べるのか?」
ウィズリーは呆れてため息をついた
「勘違いも甚だにして欲しいのじゃ」
ウィズリーは城にいるルーズに指を指した
「そんなに、疑わしいならあいつに聞いてみるんじゃ」
テトリスは半身半疑でウィズリーに聞いた
「それは本当なのだ?もし嘘だったらこの城ごとあなたを倒す。」
ウィズリーは自身ありげに腕を組んだ
「いいだろう…しかし本当だったら城直すの手伝うのじゃ」
「ごめんなさいなのだっ!!」
テトリスは謝罪をした
「私の勘違いだったのだ、それに城に人間がいることを知っていたのに、矢を放ってしまったのだ!本当に申し訳ないのだっ!!早速城を直してくるのだ!!」
ルーズは外に飛んでいく天使を見えなくなるまで、目で追った
「天使も誤ちを犯すんだな〜」
ルーズの疑問にウィズリーは、答えた
「天使も一つの生き物じゃ、間違いの一つや二つはある…じゃあ城の修復作業に入るとするか…ルーズ、お主も手伝え」
ルーズは驚いた表情で
「え⁈なんで俺まで!」
「待っても暇じゃろ?」
ルーズは複雑な表情を浮かべ頷いた
【浮】
ウィズリーは宙に浮き上がりルーズを片手で持ち上げた
「じゃあ、行くか」
ウィズリー達が外に出たその時、テトリスが焦った表情で勢いよく飛んできた
「大変なのだ!大変なのだ!とんでもないことがわかったのだ!」
ルーズは焦るテトリスを見て聞いた
「何がわかったんだ?」
テトリスは呼吸を整えいった
「さっき【直】を使って城を直し始めたのだ、それでどれくらいで終わるか気になって【調】を使ったのだ、そしたらあの城は字戦で作られてたことがわかったのだ、そして残り時間を調べたら、完成まで…」
ウィズリーは「まさか」と息を飲んだ
「完成まで約70年かかるのだ…」
ウィズリーは口をパクパクさせて
「なっなっ…なんじゃとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!」
「落ち着いたか?ウィズリー?」
ルーズは落ち着いたか、確認をした
ウィズリーは呼吸が乱れてた、
「な…なんとか…時間を短くする方法はないのか?」
テトリスは難しい顔をしながら
「ないことは、ないのだ」
「本当か!?」
ウィズリーは喜びの表情を浮かべた
「この城は、先代のメナルディ族が100年ぐらいで作り上げた、城、これは字戦のみで作られているから100年も時間がかかったのだ、つまり、この城と似ている素材を使えば、時間はかなり短縮されるはずなのだ、しかしこの城の素材、いろんな境に行かないといけないのだ」
ルーズは子供みたいにはしゃぎながら
「つまり冒険すんのか⁈やった〜!!俺冒険大好き!!」
ウィズリーはホッとしてテトリスに聞いた
「お主は…テトリスはついてくるの か?」
テトリスは頷いた
「城を壊した原因を作ったのは私なのだ、それ相応の償いはするのだ」
ルーズは早く冒険をしたくってテトリスに聞いた
「まずどこ行くの⁇?」
「まずは…」
テトリスは一息ついて答えた
「レイカー族の境に行くのだ」
タイトルが手抜きってはっきりわかんだね
今回出てきたセモールという単語ですが、国と一緒の意味です。
ほら言わんこっちゃない!後書きまで汚くなってる