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第一章:霊ロラの定義

「霊ロラ」とは何かを、まず定義する。

霊ロラを語るにあたって、語るべき対象を明確にしなければならない。

本稿における「霊ロラ」の定義を、次の一文に示す。


 ・霊能者である可能性がある参加者を、すべて死亡状態とすること。死因は、処刑、襲撃、その他を問わない。


通常編成においては、『自称霊能者をすべて死亡状態とする』と認識してもらって構わない。

なお、この自称とは、一度COして撤回したものも含む。

村騙りの撤回で霊能者が確定してしまった場合、ローラー対象は撤回した者のみとなる。(共有・聖痕など身の証が立つ場合は除く)


では、霊能者が独断潜伏した可能性はどうなのか。

それを考慮するなら、参加者全員に霊能者の可能性があるのではないか――確かに、指摘のとおりである。

初回襲撃のあるCGI人狼などにおいて、能力者の独断潜伏、あるいはそれを装った狼の回避COは珍しいことではないだろう。


ただし、本稿では主に、人狼BBSやそのクローンである審問系、議事系、瓜科、ぐたるてぃめっと等、あるいはカード人狼を対象としている。

いわゆる「まとめ役制度」があるような、全体合意による処刑や占能力行使がなされる界隈を想定し、また俗に奇策と呼ばれるような、理論を無視することが革新的であると思っている低脳の自己満足による暴走がないことを前提としている。

よって、自由投票や能力者の独断潜伏など、個々人が高い自由度を持って行動する人狼コミュニティにおいては、本稿における霊ロラ論はさしたる有効性を持たないだろうことは確かである。

あくまでも、人狼BBSとその周辺の文化において多用される編成・戦術・陣形に対するものとして「霊ロラ」を提唱していることを前提としていただきたい。


もっとも、人狼BBS文化圏の周辺ということであれば、たとえば「東京村標準」と俗称されるカード人狼の編成は恋陣営が存在する。

恋陣営が入った編成においては、能力者のCO状況が1-1となることも珍しくない。

真能力者あるいは狂人が恋人陣営である、あるいはそう見せかけようという人狼側の意図によって、そうなるケースが多いからだ。

この場合は、1COの霊能者が偽である可能性は、真能力者の独断潜伏に比べれば充分以上に検討する価値があるため、本稿では確定霊能者とは扱わない。


それを踏まえたうえで、以降の章を読んでいただきたい。

――決して、伊達と酔狂のみで1CO霊能者のローラーを提案しているわけではないのである。

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