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8. 教会の地下

アリエルの後を追い、イーグルとローズは暗闇の中を進んだ。教会の内部は埃っぽく、腐敗した匂いが充満していた。イーグルがフラッシュライトで内部を照らすと、崩れかけた柱や、床に散乱した木片が見えた。ローズは警戒しながらも、冷静に周囲を観察している。

祭壇の裏に、一枚の古びた絨毯が敷かれていることにローズが気づいた。

「アリエル、ここよ。」

アリエルは無言で頷くと絨毯をめくった。

その下には、錆びついた鉄の扉があった。

「鍵は開いている。ローズ、あんたから頼む」

ローズはアリエルの指示に従い、ゆっくりと扉を開けた。ギシッ、ギシッ、と不気味な音を立てながら、扉は少しずつ開いていく。

扉の向こうからは、空気が一気に冷たくなり、微かな機械の作動音が聞こえてきた。

「なんだ、これは……」

イーグルは思わずそう呟いた。目の前に広がっていたのは、廃墟と化した教会の地下にあるとは思えない、清潔で近未来的な空間だった。無数のケーブルが天井を這い、ガラスケースの中には奇妙な実験器具や人体の模型が並んでいた。

「ここが、我々の目的地の『実験場』だ」

アリエルはそう言うと奥へと進んでいった。

イーグルとローズは互いに顔を見合わせ、警戒しながらアリエルの後を追った。

ガラスケースの中の人体模型を見て、イーグルは違和感を覚えた。それは明らかに、人間ではない、何か別の生物の骨格だった。そして、その骨格には、小さな穴が無数に開けられていた。

「おい、これは……」

イーグルが再び声を上げようとしたその時、背後からけたたましい警報音が鳴り響いた。

「見つかったか……!」

ローズはそう叫ぶと、マシンガンを構えた。地下への扉が開き、重装備の兵士たちが一斉になだれ込んできた。彼らの肩には、見慣れたエンブレムが刻まれている。

それは、イーグルがかつて所属していた、軍のエンブレムだった。

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