表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/123

7. 教会への道

三人は、ボストンバッグを手にBAR【プラチナ】を後にした。

夜の帳が降りたブラックボックスの街は、昼間とは違う顔を見せる。

煌びやかなネオンが光る中心部とは異なり、スラム街は薄暗く、じめじめとした空気が漂っていた。

アリエルは先頭を歩き、ローズとイーグルはその後ろを続く。ローズは静かに周囲を警戒しながら歩いていたが、イーグルは彼女がまだ自分を信用していないことに気づいていた。彼はローズの隣を歩きながら、声をかける。

「ローズ、お前はなぜこの組織にいる?」

イーグルの突然の問いかけに、ローズは一瞬足を止めると、冷たい視線をイーグルに向けた。

「知る必要も教える必要もないわ。

あんたも目的があってここにいるんでしょ?それと同じ」

「そうか。お互い、詮索はしないってことか」

イーグルはそう言うとローズから視線を外し、再び前を向いた。

「おい、イーグル。無駄話はそこまでだ。目的地は近い」

アリエルの低い声が、二人の会話を遮った。

「了解だ、アリエル」

イーグルとローズはアリエルの声に答えると、再び無言で歩き始めた。互いの警戒心は解けないまま、奇妙なチームは目的地へと向かっていた。

やがて三人は、ひっそりと佇む古い教会の前に到着した。

教会の壁には蔦が絡まり、ステンドグラスはひび割れていた。明らかに何年も使われていないような、荒廃した外観だ。

「ここが目的地の教会か……」

イーグルはそう呟くと、アリエルに問いかける。

「ここを調査する目的はなんだ?見たところ、ただの廃墟にしか見えないが……」

アリエルはイーグルの問いかけに答えず、教会の正面扉にゆっくりと手をかけると、重々しい音を立てて扉を開けた。その先には、真っ暗な空間が広がっていた。

「入ればわかる」

アリエルはそう言い放つと、迷うことなく暗闇の中へと足を踏み入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ