6. 新たなチーム
どこからか聞こえる声に、体を揺さぶられ、イーグルは眠気と共に目を覚ました。
「お目覚めかぃ?イーグル、約束の時間だ。BARに来てくれ。」
「ああ……」
イーグルはおぼつかない足で立ち上がると、個室の扉を開けた。その先には、アリエルと見慣れない若い女が一人、BARの椅子に座っていた。
女は薄緑のロングヘアーに赤色の瞳、黒のスーツを身につけており、イーグルを見ると、アリエルに話しかけた。
「この人が例の人?」
「ああ、そうだ。こっちの仕事は未経験だが、問題ないだろう。軍の経験も生きるだろうしな」
アリエルはそう言うと、イーグルに席に座るように促す。イーグルは女から一つ席を空け座ると、自己紹介を始めた。
「イーグル・メタルバレットだ。今は指名手配されているが、元・軍曹だ」
女は無言でタバコを取り出すと、口に咥えて火をつけ、一吸いしてからイーグルに顔を向けた。
「Codename: ローズ。ビジネスパートナーとしてよろしく。主に潜入や調査がメイン」
「よろしく頼む」
そのやり取りを見ていたアリエルが、カウンターの下からボストンバッグを3つ取り出すと、自分の分と、イーグルとローズの前に一つずつ置いた。
「さて、調査にあたって必要な物をこの中に揃えた。確認ができたら出発だ。中身はマシンガン2丁、軍手、双眼鏡、弾薬、フラッシュライト、ロープ、電池、トランシーバー、小型カメラ、暗視スコープ、サバイバルナイフ。以上だ」
イーグルは自分のボストンバッグの中身を確認し、口を開いた。
「武器が少ないのが心もとないが、教会の調査なら十分だろう」
一方、確認を終えローズは、眉をひそめてアリエルに話しかける。
「食料品がないみたいだけど、別に用意してるの?何日かかけて調査するなら、食料品は最低でも一週間分は欲しいところね」
アリエルはBARの扉を指さし、二人に話しかける。
「慌てなさんな、向こうに宿を取ってある。そこのルームサービスやコンビニを使ってくれ」
アリエルの言葉に、ローズは納得したように頷いた。三人の奇妙なチームは、今、新たなミッションへと向かおうとしていた。




