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5.過去と未来の狭間で

イーグルは目を覚ますと、辺りを見回した。昨日は疲れ果てて、ベッドしか目に入らなかったが、そこには小さな冷蔵庫やテーブル、椅子などが備え付けられていた。

腹の底から空腹感が襲ってきたので冷蔵庫を開けると、ビールや水に加えて、ハムやチーズ、リンゴといった、調理不要の食料品が少しだけ入っていた。イーグルはそれらを貪るように口に運び、空腹を満たした。

腹ごしらえを終えた後、彼はタバコに火をつけ、煙をゆっくりと吐き出しながら、これからのことを考えた。

バーテンダーのアリエル。昨日は貸しを作ってしまったが、奴は軍人と言われてもおかしくないほどの体格だ。推測だが、身長は2mを超え、腕はまるで丸太のように太かった。肌の色が褐色であることから、移民の可能性がある。加えて、奴の組織の力か、それとも奴自身の能力かは不明だが、情報収集能力は驚くほど高い。

「とりあえず、今はまだ従うしかないか……」

奴に抗うだけの「カード」が、今の自分には揃っていないことを、イーグルは自覚していた。

タバコを吸い終えると、イーグルは自分の手持ちを確認した。刃渡り10cmのサバイバルナイフ、量産品のハンドガンに弾丸が9発。そして、タバコとライター、財布。

「ハハッ……本当に俺は、身一つですべてを投げ出したんだな……」

自嘲的な笑いを浮かべながら、イーグルは冷蔵庫に向かい、中にあるビールを数本取り出した。それを浴びるように飲み干すと、彼は再びベッドに横になり、深い眠りに落ちていった。


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