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80話 善は急げ

まずは、どんなゲームを置くかだよね

定番で魔王希望のクレーンゲーム置くことは必須だが、あとメダルゲームかな。

子供が食いつく恐竜(この世界では恐怖の対象かも)や某赤、緑兄弟のゲーム、昔ながらのパっくマンなど 乗り物とか置くのも良いな 前世ではガチャが流行ってたな。俺は一通り考え、内容を叔父さんに伝えて、感想はどうか?聞いてみることにした。メールだと長いから、直接会いに来るよう伝えて。

ー次の日ー朝

叔父さん おはよう、甥。さ、君が考えた案を教えてくれ。

俺は徹夜して考えた昨日の案を伝える。

叔父さん「おぉ~それはいい案じゃないか、話だけでは6割しか分からなかったが。直接君の過去の、ゲーセンの光景を見たので残り4割理解できた。だが、利用方法は一緒でいいのか?だいたいが君の世界でいう200円だろ?メダルは稼げそうだがな、ジャックポットにならなければ。」

俺「そうなんだよ、今そこで躓いている。この世界で何銀貨にするのか、高すぎても遊んでくれないしな〜安すぎて赤字になれば意味がない。そもそも【君が】遊びたいからという意向で作ろうと思ったんだからさ。ここで営業するとしたら本業の人員がいないじゃん。」

魔王「それなら、本業もここで営業しちゃえば?」

・・・!それだ!

魔王「それなら、同じ場所だし人員少なくなったら、ここの者たちを隣にこさせればすぐでしょ。ゲーセンの隣に商店すれば。食事も商店で買ってゲーセンに持ち込みokにすれば長く滞在してもらえるかもねー」

よし、それに決まり!考えるより即行動!いや、考えたので即行動!

俺はまず能力で自分の分身を何十体もだす。ここで大事なのが、この分身達みな本体(俺)と同じステータスだ。分身したからといって能力を使えないなどはない。デメリットはないな、うん。メリットはそうだな、こういう物を量産したい時に役立つ。逆に戦闘の時など、2人で攻撃したからといって2人分の攻撃量になるわけではない。

話が逸れたが、分身達は俺がしたい事を理解し、勝手に進めてくれる。

俺「とりあえず、草原に行って 少しずつゲームの台、作っていってて 俺はこれから土地を譲ってくれる所があるか聞いてくるから。」

ギルドにいく道中、不良?共が高齢のおばあちゃんに絡んでいる所を発見する。

いつの世も、こういう奴らは居るよね。

俺は、そいつらを蹴散らしおばあちゃんに声を掛ける。「大丈夫ですか?あ、怪我してますね…」傷ができている部位にケアルラをかける。みるみる傷が塞がっていく。おばあちゃんは非常に感謝し、礼を言われた。礼をすると言われたが、急いでいることもあり、お気持ちだけでとお断りした。

ギルドにつき、受付嬢に聞く

受付嬢「土地…ですか、一応私達で管理をしていますが、今の所この国では余った土地がないようですよ。国の外ならいくらでも土地は譲れるのですが…すいません。」

俺「そう…ですか。ありがとうございます。」

受付嬢「一つだけ、購入されてる所ですが、使っていない場所が一つあります。そこの購入者に聞いてみるのはどうですか?連絡するなら、これをどうぞ。」

そこに番号が書いている。その番号は知られても大丈夫とのことでしたので。


ギルドを出て、俺はその電話の主に掛けてみる プルルル、プルルル、ガチャっ

〇〇「はい、高科です。」

俺「もしもし、あのすいません いきなりお電話して、あの私冒険者のイブキと申します。」

高梨「あ、はい それでご用件は…」

俺「用件というのが、高梨さんが購入されているまだ使用していない土地についてなんですが。」

高梨「あ〜、その件でしたか その土地を買い取りたい…とかですか」

俺「はい、できたら譲っていただきたいと思っています」

高梨 「そうですか、そこは元々私の祖母が夫婦で住むため購入したところなのですが、住む前に介護がいるようになってしまって夫婦で住めなくなってから、そのままです。なので所有者は今はその夫名義になってます。今、連絡取ってみます。」

10分後〜

高梨「祖父は譲るのは構わないので、一度話しの場を設けると言われました。祖父は今すぐでも良いとのことでしたが。」

俺「構いません、それで宜しくお願いします」

高梨「分かりました」

暫くして〜

高梨「祖父は丁度今、別件で家に戻ったようなので今からこの住所に来ていただけたら。と言われました」

俺「分かりました、何から何までありがとうございます。」

高梨「いえ、無事購入できたらいいですね」

俺は礼を伝え、言われた住所へ向かう。

目的地につき、その家のチャイムを鳴らす。

高梨「はい、どちら様でしょう」

俺「あ、私 娘さんにお電話してもらった土地の件で来ました。イブキと申します。」

高梨「あ、貴方でしたか。どうぞお入りください。」

玄関に入り、執事?が客間に案内してくれる。

コンコン、執事「旦那様お連れしました」旦那様「入れ」

俺「お邪魔します。」

中に入ると、思ったより高齢の男性が立っていた。

高梨「さ、どうぞおかけください」

俺「失礼します」

高梨「用件は土地を譲れるかどうかですよね。結論からいうと土地は譲ることは可能なのですが、元々私の妻が買ったものなので、まず妻に譲る旨を伝えないといけないのですが、どうも今日帰ってきた頃から様子が変でして。恩返しだとか、礼は何がいいかとか考え込んでいて話を聞かないのです。私はすぐにでも使っていないあの土地を譲りたいのですがね…」主人の顔はどこか疲れ切っている。そんな話をしている時、急にドアが開く音がした。

「貴方、こんな所で何をしているんです?早くあの方に送る礼を考えてください。」妻?は真っすぐ主人に向かって言う。主人「礼ってお前…今お客様が来ているんだぞ少しは自重しなさい」

「お客様?そんな事より、早く恩返しを…ッッ」やっと客の俺に気づきハッとする。ん?あれ?俺もなんかこのお婆さんどこかで‥

妻「貴方!」

俺「貴方は!」

そう、ギルドに行く道中に助けたお婆さんだった!

妻「貴方(主人)!この方よ、私を町の粗暴な人たちから助けてくださったのは!」

俺「その節はどうも、体調も良くなられたようでなによりです。」

主人「そうか!そなたが…怪我だけでなく病気も治してくれたようで。」

俺!?怪我を治したはずなんですけど…

主人「妻は慢性のとある病気だったのだが、先ほど病院に行った時ここ数時間のうちに治ったと言っておった 医者も驚いていたよ」

ケアルラが効きすぎたのか?そんなに効果があったのか…

妻「とても、助かりました。

ところでここでどんな話をされていたんですか?」

俺 「貴方が以前買われた土地について譲って頂けれないかとの相談をしておりました。」

妻「まあ!丁度良いじゃないですか、助けられた礼を考えておりましたが中々思いつかず。そういう事なら、すぐにでも土地を譲ってあげますよ。無料で

主人も。いいですね?」

主人「あ、あぁ、助けられたのには代わりはないからな。お前がそれでいいなら構わない。」妻の迫力に押されてる…

俺「そんな、無料でとは…」

妻「いいのいいの。それ程の価値を貴方が私にしてくださったのよ。」

俺「そう…ですか。それならありがたく頂きます。ありがとうございました。」


俺は去り際に、奥さんにとある能力を使った。「些細な物ですが、受け取ってください。」それは、長年の歩行で痛めている足の補助道具をつけてあげた。

遠目に主人に自慢している奥さんの喜んでいる顔が、それにつられ笑顔になる主人の顔が見えた。


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