76話 覚醒の指輪
次の日
召喚の間
レナ これでようやく、指輪を使うことができます。この指輪にすべてのマナを注入してください。
イブキ それって大丈夫なんですか?マナが不足した場合に起こる症状とか最悪死んでしまうとか…ありそうなものですけど
レナ そうですね、普通の人なら亡くなってしまうでしょう、ですが貴方なら倦怠感が出るくらいで大丈夫なはずです。
たぶん。
(たぶんって…)
俺は恐る恐る注入していく
マナ90%ぐらい注入したとき、身体のだるさが出てきた。
100%注入すると、身体がぐらっと傾き倒れる。
レナ 出来たようですね
レナが喋り終わると同時に指輪の紋章が虹色に光る。
レナ それが、本来の覚醒の指輪です。
私も見たのは初めてですが…
私ができるのはここまでです。
俺 ありがとうございます、助かりました。
レナ いえ、また召喚獣について分からないことがあれば聞いてください。
ーキト王国 宿屋にてー
魔王おかえり、どうだった?
俺 あぁ、ほら。
虹色に光った指輪を見せる。
魔王 流石だね〜私も出来るかどうか半々だと思ってたけど
ふむふむ。と言いながら、俺の記憶を覗く。
俺 まったくその能力便利だよな。
魔王 そう?
さて、取引の君の記憶についてだけど 確かに君は何者かに記憶操作されているね しかもかなりの手合だよ 僕の能力でも見れないんだから。言うなれば、神とか悪魔とかそんな類の者。
俺 (イポスも時間を操ってたな。ベンガル時代から今の時代まで生き延びてるんだから。それか、向こうの世界とこっちの世界は時間の流れが違うのかも。)
魔王 今も昔も記憶操作の能力を持っているのは、ロクなやつがおらん。
俺 なんだ?エピソードがあるのか?
魔王 あるけど、話したら長くなるからまた今度。
で、記憶についてだけど 君の一つ前の世界で君にストーカーしてた人物と君の記憶を消した者は同一人物といてうこと。
世界を行き来している者か、死んで転生したが記憶を保持しているもの。このどちらか。イポスがそれに該当するがアイツは、そのヤツに唆されているだけだ。
俺 俺がフォルテ時代の時、ストーカーしてたって そのストーカはどうなったんだ?おれは?
君はそのストーカに殺されて亡くなった
俺 ・・そう。
魔王 君の友達はずっとストーカを探して仇を討とうとしてたみたいだけど。
魔王はチラッとタニファを見るがタニファはフッと顔を背ける。
俺 ?そっか。
魔王 君はこれでまた一つ強くなったね。その指輪大切にするんだよ。
それがあるとないとじゃ、全然違うかな。戦いに限界が来た時、その指輪を使ってみるといい。必ず助けになるさ。
さて、私は魔王城に戻るとしよう。
部下達が忙しないからね。




