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73話 タニファの前世、フォルテ

ー回想、タニファー

これは、僕がこの世界に生まれる前の世界にいた時の話。僕は地球という世界にいて、友達がいた。それがフォルテ。

フォルテとは幼馴染でよく遊んでいた。

だけど、いつの頃からか フォルテが前世?の話をする様になった。僕も最初は面白おかしく聞いていたが、次第に内容が具体的になり、半分本当の事なのかなと思った。それが確信に変わったのは、悲しくもフォルテが殺された後だった。

あいつは僕に心配をかけないように、ストーカーされている事を黙っていた。そのストーカーにある時、人気のない所に呼び出され殺された。僕がその現場に行った時には、もう手遅れだった。身体を切り刻まれ悲惨な殺され方だった。後から聞いた話、その呼び出しに応じたのは、フォンテ宛に、ここに来るよう僕の名前で書かれていた。

そう、僕が待っていると思ってフォンテはあの現場に来た、来てしまった。

誰が犯人なのかも分からない。

僕は唯一無二の親友を亡くし、何もできず生涯を終えた

ー現在ー

タニファは前世の事を思い出していた。

そう、あれが前世の一番の後悔だ。


だけど、この世界で巡り会えた 

なあ、いぶき。

お前は、忘れているだろうけど、だけどそれでいい 

この世界で、たとえ国や魔王が敵に回っても守り抜く。それが前世でしてやれなかった事への償いだ。

まぁ、魔王は味方だけど。

 

イポス 「ねぇ、何しようとしてるのか分からないけど さっさと殺されてくれない?」

その言葉を合図にドッペルが攻撃をする、俺はそれを先読みし 背後に周り蹴り飛ばす ドッペルは目で追えても攻撃をかわすことはできず もろに食らった

イポス「・・・まぐれかな?それとも何か能力使ったのかい?」

ドッペルは起き上がり、俺の横に素早く移動し黒魔法を撃とうとするが、それを魔法で相殺し 無属性魔法で異空間に繋ぎ そこから剣を取り出す

イポス「なにそれ、どんな能力だよ」

俺「便利だろこの空間、この剣は タニファが住んでた所で拾ったんだよ」

タニファ「そいえば、そんなのがあったな 必要なかったからそのままにしていたが。」

俺「もったいねぇーなお前は、この剣調べてみたけど 結構な代物だったぞ」


イポス「じゃ、それも君が死んだら頂くよ」

イポスはある呪文を唱える。するとドッペルが呻き声を出す 「ぐぅぅ!がぁぁぁー」

イポス「この魔法はね、一人のドッペルに対し一度しか使えないんだ、暴走して最後には破壊してしまうから。だけど、今はそれでいい。これで君を殺せるなら。」

ドッペルは暴走状態に入り、見境なく攻撃してくる。流石俺自身。先読みしてもギリギリ。気を抜くと、殺られそう。

どうするか考えていると。視界の端でタニファが何か唱えている。なんだ?援護してくれるのか?

暫くして、唱えが終わりタニファがこちらを向く

タニファ「いぶき、死にたくなかったら離れて障壁を作れ。」


【アルテマ】

天上から高濃度の魔力がドッペル目掛けて降りかかる。

ドッペルはそれをまともに食らい、倒れ消滅する。

俺も、イポスも呆然としていた。


タニファ 「やれやれ、これを使うとかなりマナを消費するからしたくなかったのに。もう動けない、後は任せた。」

俺は、イポスの側に移動し一撃入れる。

クリーンヒット!このまま畳み掛ける・・・がイポスは時間魔法の応用で俺に遅延魔法をかける 俺の時間が遅くなる それにより体の動きが遅くなった。

っち!厄介な魔法だな

俺は能力で自身にアンチ魔法を条件付きで発動する それは、時間魔法のみを消すという荒技。ええ、何でもありですとも。イポスはかなり焦っている様子、頼みのドッペルを消され、時間魔法まで封じられたのだから。

イポスは何かを唱えだした。今度は何する気だよ。出される前に先手を打つ。

俺は手に持っていた剣をイポスめがけて投げる、それは奴の肩に刺さる。

イポス「ぐぅ、クソぉ 引き際か…」イポスは剣を肩から抜いて捨てると、そう吐き捨て背後に黒い靄を出し去っていった。

俺「・・・俺ももう追いかける元気はない…」トランスを解除し、その場に倒れる。あぁ、意識が…

タニファの声を最後に意識を手放す。








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