72話 先読み
タニファ「重力魔法か、確かに厄介だね だけど、」 タニファは洞窟に入る少し前から能力で氷の矢を一つ隠していた
それをイポスの背後目掛けてぶつける。
ーーグサッ
イポス「ゔ…」
氷の矢はイポスの足に刺さる
タニファ「残念。背中を狙ったつもりなんだけど」イポスは、闇魔法でそれを砕き、自分で持っていた小さい瓶の中身を患部にかける。完全には治らないが、ある程度傷が塞がっている。
ふむ、治り方を、見る限りやはり俺が作ったポーションの方が効果が高いと思う。ポーション売ってお金を稼ごうかな・・と思っていると、タニファがこっちを向いて攻撃しろよっと言うような視線を送ってきた。 ‥楽ができると思ったのに! 俺は思い浮かんだ魔法を唱える
【無属性魔法 ヘクセレイアーダ】
この魔法は、対象の身体のマナを揺らす だから、出そうとしている魔法は暴走したり出なくなったり、身体の中のマナは安定せず、体調を崩したりする
言ってしまえば船酔いと一緒だよね〜
イポスはというと、何かをしようとしたのかでも出ないようで戸惑っている。
イポス「くそ、マナが安定しない…
うぅ、」次々と召喚獣が消えていっている
タニファ 「なんだ、いい魔法があるんじゃん 最初から出せよな」
俺 「無茶言うなよ、これ自分のマナも少し不安定になるんだから。まあ、鍛錬不足なだけだけど しかも、時間制限あるから。 あ、」
ふらつき気味なイポスは魔法が消えたためか、攻撃を仕掛けてくる
今度は誰から奪ったのか、時間能力を使用する 【タイムファスト】
自分の時間を早くし、見えない攻撃を仕掛けてくる 確かにこのままだと攻撃をくらう。 俺のお腹に見事ヒットする
俺「ゔ、、まともに食らった…っ」
タニファは心配するどころが感心してやがる‥
さすがに白虎も反応はできたが、防ぐのに一歩遅かった
タニファの背後もとり、背中を攻撃する
「っく!」
俺は白虎に指示し、唱える【トランス】
イポス「やっとその姿になってくれたね…」イポスは待ってましたと言わんばかりに、ある能力を使う それは、
【ドッペルゲンガー】
イポスの前に、闇の姿をしたドッペル=俺がいた。しかもトランスの状態で。
俺「まじかよ、そこまでするかお前気持ち悪いわ」
イポス「ふん!これで君も前みたく僕を倒せなくなったね、僕の前に自分自身がいるんだから。 それに、コピーといっても君の能力まではコピーできなかったんだよね。これでもまだ不完全だ。」
ドッペルは一瞬で目の前まで来て、俺に一発入れる。その際、洞窟の壁まで吹き飛んだ。
俺「っう、流石に自分自身相手はしんどいわ、能力はなくてもこの早さと攻撃の威力半端ないわ。 タニファ、対策なんかない〜?」
タニファ 「君のドッペル相手に、僕が勝てると思うかい?まあ、ないわけじゃないけどさ。君、 自身が相手なんだから、肉体の強さは一緒でしょうに。それに能力は引き継いでないんだから。鍛錬不足が浮き彫りになっただけだよね。」
そういうと、タニファは俺の耳元で方法をつげた。
俺「・・・・それ、本当にできるのか?」
タニファ「一か八か、 君の能力でできない事はないでしょ。まあ、だけど能力次第では、体力をかなり消費するんだろうから、そこだけ気をつけて」
・・・分かった
俺は、タニファから教えてもらった能力を使ってみることにした。そう、その能力というのが【先読み】。
数秒後を読み取る能力。
ほんと、よくこんなの思いつくよね。てか、思いついても実行しようとはしないよ普通。だってできないのが当たり前なんだから。そして、それをしようとしている俺。イかれてる




