65話 タニファ
タニファはそういうと、自分の周りに鋭利な形の氷を何個も浮かべそれを飛ばしてくる
俺は全部避けたつもりだが、その中の一つが肩に刺さる
ぅ…まともに攻撃を受ける事があまりないから、痛い…
俺は事前に作っておいたポーションを肩にかけて回復する
タニファ …ポーションぐらいであの傷が治るとは思えないんだけど、どうなってんの?本当は回復専門とか?
マモン そこも、相棒の凄い所だよ
ま、僕も初めて見たけど。それ、僕にも頂戴よ。
俺 無事に帰れたらな。ちなみに〇〇コインで売ったげる
マモン お金取るのか!!
そんなやり取りをしていた時、タニファが俺をじっと見ていた
タニファ ねぇ、さっきから ていうか、会った時から僕の能力があまり効いてないんだけど。
俺 そいえばそんな事言ってたな どんな能力なんだ??
タニファ 自分が出した魔法を消す魔法
消すというか、実際にはあるんだけど僕以外には見えなくする魔法だよ
だから、さっき肩に一つ刺さったでしょ
俺 あぁ、全部防げたと思ったんだけど。
タニファ 一つどころじゃなくて、消したの4つだよ なんで見えるのさ。
俺 それは多分、能力を使ってたからだと思う。うん。
マモン ホントその能力万能だよね
タニファ なら、消しても意味ないじゃん 真っ向勝負しかないね
タニファは全身に水色のオーラを纏い、戦闘態勢に入る
ステータスがかなり高くなってるらしく、能力でデータを見てみると 毒侵が消えていた
これは、俺もトランスしたほうがいいかな?生身より断然いいだろう。あまり怪我したくないし。痛いの嫌だから。
俺も覚悟を決める なんの覚悟かって??終わった後の疲労を。マモンにおんぶして帰ってもらおう。
俺は数歩前に出て唱える
【トランス】
白虎が俺に憑依する
身体の周りは輝き、いつもの二匹が傍に。
タニファ ・・・・・今ので驚くの何回目かな‥
タニファは一瞬で俺の後ろに回り、殴ろうとするが、俺もそれに対抗する。戦闘し10分経った頃、物陰から足音がし 人が出てくる。
魔王 あれ?君達何してるの? タニファも珍しいねその姿
???
俺とタニファはお互い首を傾げ、魔王を見る。
魔王 んー?状況を察するに掲示板のクエストを受けたが、その討伐相手がタニファだったって所かな?。
さすが魔王 察する力恐るべし
俺達は一旦休戦し、魔王、マモン、タニファ、俺。四人での討議が始まった。
魔王 えー、まず初めに私が来た目的を話そうか。お楽しみの所を邪魔しちゃったからね 目的というのはタニファに、ちょっと協力して欲しいことがあって、頼みに来たんだ。私の部下である幹部の一人がとある組織と繋がっているらしく。君に隠密に情報をとってきてほしいんだ。君ならいざとなったら暗殺できるし姿も消せるでしょ。
と思ってここに来たんだけど、イブキとマモンも居てびっくり。
イブキ 俺は逆に お前とコイツが面識があるのが意外だよ こいつ掲示板の討伐クエストに乗ってるんだぞ
魔王 そういえば名前が変わって載せられてるんだっけ?まあ、まずタニファが殺される心配はしてなかったよ。絶対、殺せないから。君以外にはね。
タニファ そう!それだよ 何だよコイツ こんな奴がこの世界にいるなんてさ! しかもあの姿、あの方にそっくりじゃないか。
魔王 ま、それは じきに分かるさ。
マモンもできれば、コイツとは仲良くしてほしい
マモン 仲良くはしないが殺さないでおいてあげるよ
魔王 ありがとう〜。
タニファ ぅおい!まず、協力なんてしないぞ。ここから出ないからな。
魔王 君の大好きなポワールを買ってお家に置いてあるんだけど〜。
タニファ 【さ!お家はどこかな!
出発〜!】
俺は魔王の耳元で、【ポワールってなに?】
魔王 【君の世界でいう【梨】だよ】
俺 あ、そう・・・・。
マモン 僕も食べてみたい。
魔王 沢山あるからどうぞ〜。
俺 さすが魔王、手懐ける力恐るべし




