64話 スールグラット
一晩経ち、俺達は出発した。
ここはスールグラット、俺達はこの洞窟に一匹しかいない小竜?ってな奴を倒しに来たんだが。
俺 なあ、本当に小竜なのか?
あれはどう見ても大きな竜にしか見えないんだが。
マモン あれ?言ってなかったかな小竜ってのは名前だよ
俺 はぁぁぁ?!それを早く言えーー
さっきの竜の話はなんだったんだよ!
マモン いや、別の竜が襲ってくるかどうか聞きたかったんでしょ?
俺 そうだけど、違う…
マモン 向こうも気づいちゃってるから今更逃げれないよ てか、君なら倒せるでしょ。
俺 いやいやいやいや、竜だよ竜。
無理に決まってんじゃん
空中戦なんかに持ち込まれたらアウトよ
マモン 飛べるんだからどうって事ないでしょ
「誰がよ」「そりゃ、君でしょ。僕はあくまで妖狐ってだけ。高く飛べても空中で留まる なんてことできるわけないじゃん」「俺飛べるの?」「その能力もってて、飛べない方がどうかしてるよ」
今にも襲いかかってきそうな場面で俺達はこんな会話をしている。
【ねぇ君たちは誰?何しに来たの。】
ん?今目の前のコイツから聞こえてきたんだけど。
【そりゃ、話してるんだもん】
俺・・・
小竜・・・
・・・・・。
マモンの方はなんて事ないような顔をしていた
俺 なぁ、もっと驚いたりしろよ こっちが驚くわ
マモン 何言ってんの、喋る生物なんて他にも見てきたでしょ 実際に君のパートナーこの僕をね。
【話してる所悪いんだけど、君達何しに来たのさ】
マモン 君を退治しに来たんだよ 掲示板のクエストに乗ってたんだ ランクsだよ
【ふーん…そうなんだ。だけど残念
今までも倒しに来た人達はいたけど、返り討ちにしたから】
マモン 今までの奴らと一緒にされたら困るよ 僕の相棒は相当強いんだから。
と、俺の背後に周り、まるで行って来いって言ってるようだ。
俺 お前こういう時こそ役に立つ時じゃないの??
マモン 相棒の活躍の場を奪うつもりはないよ〜
俺 ・・ところでsランクってのは冒険者ランクと一緒か?自分より上のランク依頼受けれないとかないよな?
マモン 君も掲示板で受けれたでしょ あくまで目安ってだけで、条件とかはないよ
ただ、ランクはcから∞まであって
C弱い
B
A
S
SS
∞強さ不明
となっている。
ちなみにこの竜はsだけど、実際に強さは不明なんだよ 帰還者からは何も情報が得られないんだってさ、それはコイツに一瞬遭遇したら、いつの間にか別の場所で意識を失って倒れているらしい。
もしかしたら、幻術とかそんな感じの類じゃないかな?
【うん、そうだね近しいけど少し違うよ 君達も今までの奴らと違うみたいだしさ。僕の能力が効かないんだから】
マモン それは多分、相棒のせいだろうね
…なんで俺??
マモン 相棒、イブキは君より強いよ
小竜 【ふーん、じゃ少し試させてもらうね】
退屈そうにしていた竜は立ち上がり、俺に対し戦闘態勢に入る、
小竜 まずこれを避けれるかな
【イエロブレス】
氷のブレスを放った 水属性か。
目の前に迫ってきている
マモン イブキどうする?僕も対処できるけど。
俺 いや、いい。本気を出させるなら真正面から受けるのがいい
俺は闇属性元い黒属性でその攻撃を吸収する
小竜 結構やるじゃん、だけど。
小竜は手をかざすと地面から氷山を築き、俺の足を固定する
【クリスタルランス】
小竜 ちなみに、普通の氷じゃないよ
俺は能力で相手のデータを読む
コイツ、この氷の中心に毒を仕込んでやがる
マモン 相棒、少しは召喚獣に頼りなよ
何のために持ってんのさ
!!そうか。その手があった
俺は白虎を召喚し攻撃を塞いでもらう
白虎に毒が当たるが、そのまま体内へ吸収していった。
さすが、俺の白虎毒を吸収するなんて聞いてない。
白虎の小さい連れの一匹が敵に突進するが、あまり効いてないようす
小虎にはこの敵には厳しいだろうな
小竜 …!小虎に接触した部位が痺れている。毒か!
ウィンドウに表示された敵のデータに毒侵と記された。
あー、再利用ね 白虎恐るべし
小竜 くぅ…やってくれるな、ちょっとは楽しめそうだね
小竜はそういうと、急に身体全体が光だし人間サイズへとかわった。
小竜 やっぱりこの体のほうが動きやすいな
薄い水色の髪に水色の瞳、端正な顔立ちをした男性が現れた
俺 ・・・どちら様?
小竜 人間態になるなんて、他の種族からすれば、弱体化なのにね。僕は逆に強くなれるんだよ〜
それに、僕の名前は小竜って名前じゃない。冒険者達が勝手に付けたんだろうけど。
僕は【タニファ】って名前があるんだよ




