60話 妖狐
キト王国の宿屋で休んでいると、冒険者カードに連絡が来た。
シビールからだ。
内容はこうだ。
「いぶきと別れて、俺は、とある街にいった そしてそこには魔王の幹部とやらがそこの冒険者と一触即発になっていると。それも中々幹部の方は強いらしく冒険者は仲間を集めて挑んだ。だが、一瞬で片付けられたらしい。冒険者の方が。そして、幹部が言うにはいぶきと言うやつを探していると。聞き込みを行っている時、冒険者のやつが絡んできたんだと。 なぜいぶきを探しているのか聞いたら、魔王城に冒険者が来たんだと。魔王に会い戦うとコテンパンにされたと。その魔王の去り際に放った言葉が、いぶきに比べかなり弱いと罵られた為にその冒険者がお前を探しているらしい…と幹部は伝えたかったらしい。俺がお前を知っているのを話すと嬉々として伝言伝えて帰っていったぞ。」
ってことがあった。
ガートの野郎、面倒なことしやがって
その冒険者似狙われるじゃないか。
街中
思った通り、どこで嗅ぎつけたのかあの冒険者がギルドで騒いでいる
冒険者 「おい!いぶき出てこい
俺と戦え!この恨みお前で晴らさせてやる」
受付嬢
「ちょっと困りますよ、決闘なら外でしてください。」
他の野次馬達は おーおーやる気だね〜
お前はどっちにかける??
等、言いたい放題だ。
そろそろ騒ぎ場所に出向かないと、受付嬢がかわいそうだな。
俺「なんだ、お前。
何のようだ」
冒険者「やっと出てきやがったか、俺と勝負しろ!この負けた恨み、お前に勝てば・・・」
俺は言い終わる前にギルドの外に放り投げる
冒険者 せめて、最後まで言わせろ!!
俺は冷めた目で睨みを効かす
冒険者 こっっ怖くないからな!
さ、俺と戦え!
魔王 なんだ・・何してるのかと思ったらこの間のやつじゃないか
いぶきこんな奴早く倒して、ちょっと私に付き合って欲しいところがある
俺 お前がコイツを寄越したんだろ…
魔王 まぁまぁ、ちゃちゃっとやっちゃって
俺…俺は軽く力を入れて冒険者を吹き飛ばす、そして気絶した
魔王 さ!行こうか
俺 どこに行くんだよ
魔王 俺が築いた魔族の街だよ
ーイブリースー
バエル 「ようこそ、ガート様でしたか、お久しぶりですね」
ガート あぁ、村は特に変わったことはないか?
バエル 「えぇ、この間新しい魔族の子供を迎え入れたばかりです あ、丁度そこに居ますね マモン。こちらへ」
そういうとまだ8歳くらいの子供が走ってきた
マモン 「こんにちはマモンと言います」
バエル 見ての通り、まだ小さいのですがこの子は村の外に魔物を狩りに行った際、木の近くで倒れているのを発見したんです。
近くに両親みたいな人がいるか探したんですが見つからず 流石に可哀想なので連れ帰りました。
魔王 そうか、まあこの村に関してはお前に任せているから好きなようにしてくれ
バエル はい
そういうと、仕事に戻って行った
魔王 と。こんな感じで魔族の村や他にも人間の街も作っている。
俺 人間の街もあるのか。
魔王 ああ、そして今回の用件だがこの魔族の村で異変を感じるのだ
村長はああ、言っているが。
まあ、私達しかわからないぐらいの異変だから。
それを君に突き止めてほしい
報酬は弾むよ
俺 いくら?
魔王 そうだねー今君は金欠そうだから、2週間は飲み食いに困らない程度にあげるよ それに能力でお金を作ろうとしない所に君の性格が分かってきてるよ
俺 別に…気分が乗らないだけだ。
とりあえずこの村の異変を調査したらいいんだろ
魔王 できたら、解決もしてほしいな。
私も、手伝うからさ。
俺 ったく魔王なら何でもできるだろうに。
魔王 ハハっ甥の活躍の場を設けさせてあげようかと笑
俺 いらん気遣いだ
ー宿屋ー
さて、どうしたものか 魔王基 ガートには連絡したい時は、これで。と言われ冒険者カードに自分の名を登録していた。
まず、異変についてだが 何処が…何が異変なのかわからん
とりあえず、村全体把握するとこから始めないとな 外に出ると目の前には井戸があり。右方向には村の入り口
左方向に行くにつれて、出店が増えていっている。通り抜けはできない。村を出るには入り口に向かわないといけない
入り口には、人間立ち入り禁止。入る際は村長の許可をとるべし と書いている
村長「それが気になりますか?」
俺が振り向くと優しい笑顔を向けたバエルがいた
「この看板を置くことになったのは、昔元々この村は人間と魔族で暮らしていたが、人間側の人たちが魔族を裏切り その時の村長を殺したことにあります。それはそれは無残に殺されていたようで。村長1人で支えられていたこの村の人達は次第に対立しました。勿論良い人間も居ましたが、意見は別れ人間は追放する事になりました。その時人間の数が少人数というのもあったと思います。後々分かったのですが、外部から来た人間が村長を殺した者に良からぬ事を吹き込んでいた事を知りました。そんな経緯もあり、この看板になりました。先代の村長の時ですね。そして私の代になり、村長(私)の許可を取れば外部の者も入れて良いというのを付け足しました。そんな時に来たのがガート様でした」
ー夜ー
一通り村中を見て回ったが一カ所だけ、怪しい所があった。それが、マモンがいる家。昼間は分からなかったが、日が暮れる頃、魔物とは違う妖気を感じた。
なんというか、俺の白虎みたいな、異次元の物の気配。
ー朝ー
俺は、朝一番にマモンの家にいく。
マモン「あ、おはよう お兄さん何のようですか?」
俺は、8歳ぐらいにしてはシャキっと話す事、そしてこの子から昨日の妖気が僅かに漂っている事が気になった。
俺は一か八か試すことにした。
俺「君、昨日も思ったけど 人間じゃないね?」
マモン 「?何のことですか」
俺「誤魔化しても無駄だよ、俺にはそういう能力を持っているから。」
マモン「・・・お前何者だ?」
俺「良かった、合ってたんだね」
マモン「謀ったな。 まあいい、僕の正体は妖狐だよ お前はなんだ?僕の妖気にあてられない奴がいるなんて」
俺「知りたいか?なら、場所を変えよう」俺達は村長に魔物退治の名目でマモンを連れて村の外に行くことを伝えた。村長も俺と一緒なら良いと許可をくれた。
ー草原ー
俺は、召喚獣白虎を出す そして異世界にいた事。この世界での事を話した。
異世界の事を話したのには意味がある。
最初からそうすれば良かったが、俺の能力でマモンを見たからだ。それには、異世界の本に出ていた化け物元い妖狐について書かれていたからだ。なにか関係がありそう。能力をより洗練すれば分かるだろうが、かなり疲れるからやめた。
マモン「ほほう、それで異世界の本とやらに記されていたから。か 確かに僕もこの身体に宿る前の事は覚えていない。そしてお前のその姿、まるで神に等しいな ま、白虎自体神だからな。」
俺は、トランスをした姿も見せていた。
マモン「私も、本来の姿を見せよう」
目の前に9本の尻尾に白い耳が生えた
一目で妖狐とわかる姿になった。
マモン「この姿になるのは久しぶりだ。この宿主が瀕死になった時以来だな」
俺 普段はあんたは出てこないのか?
マモン「あぁ、この姿でいるのは妖力を使うからな。あまり使いたくないのだ。」
俺 昨日あんた妖力漏れてたぞ
マモン そうなのか?特に表に出てきていないが。




