38話 シバ編
俺には昔から必ず見る夢がある。
それは、あの日 アイツ(ベンガル)と出会った日の事。俺は、スラム街で育った、だけどある時母親がお金と引き換えに俺をとある施設に売った、そこは子供を商品にオークションが行われていた。俺も皆と一緒に、売られることになった
だけど、俺は、隙をついて逃げ出したんだ。だけど、子供が逃げ切れる距離なんて限られている 汚い大人たちは助けるどころか笑い物にし、しまいに捕まえれるかどうかで駆け引きを始めやがった
俺に逃げばなんてない、捕まってしまいそうになったとき、後ろの方からうめき声が聞こえた 振り向くと俺を追いかけたやつは、うずくまった後、しばらくし倒れた。脈を確認すると亡くなっていた
俺は、何が起きたかわからずにいると
俺くらいのまだ小さい身体をした男の子が立っていた
その子は、俺についてくるか?と聞いてきた。そんなのついて行くしかないじゃないか…俺にはもう何もないんだから。
唯一の父親も今となっては現状が分からない 母親の様に俺を売ろうとしたのか、どうなのかさえ分からない。
俺は、その子について行った
後にその子はベンガルと名乗った
ベンガルとの生活は新鮮で何もかもが初めてだった、悪い事もしたが良いこともいっぱいした。いろんなことを体験させてくれて、後に友達となるペルシャにも出会った
この頃の記憶が今でもたまに夢に出てくる。今では皇族 王子という身分なのに、あの生活が恋しいなんて。




