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7 青だけのしるし
放課後、空は夕焼け色に染まり始めていた。
青は帰り支度をしながら、ふと窓の外を見ると、校庭の隅でナギがしゃがみ込んでいるのが見えた。
気になって外に出てみると、ナギは白詰草で小さな輪っかを作っていた。
「何してんだ?」
「あ、青。これね、昨日のより上手くできたんだ」
ナギは両手で輪っかを差し出した。
「昨日のより?」
「うん。昨日みんなで応援したときに、途中で考えてたの。やっぱり青には、これ、あげたいなって」
差し出された白詰草の冠は、茎がしっかり編まれていて、形もきれいだった。
青は受け取りながら、なんとなく聞いてしまった。
「…みんなにもあげるんじゃないの?」
「ううん。これは青だけ」
ナギは笑い、少しだけ恥ずかしそうに目を細めた。
その一言で、胸の中のもやがふっと和らいだ気がした。
──やっぱり、俺はちゃんと特別なんだ。
青はそう思いながら、冠を手に持ったまま、夕焼け色の校庭を一緒に歩いた。
読んでいただき、ありがとうございます。
この章もAIが書きました。
白詰草、よく出てきますよね。
私が、小学生の頃にそこら中にありました。




