6 すれ違う心
次の日も、昼休みの校庭は賑やかだった。
青はサッカーをしていたが、頭の片隅では昨日のナギの笑顔がずっとちらついていた。
──みんなで応援するのが楽しい、か…。
走れば褒められるし、笑顔もくれる。でも、それは他の友達に対しても同じなんじゃないか。
試合が終わって水道で顔を洗っていると、背後から声がした。
「青、昨日はなんか元気なかったね」
振り向くと、ナギが立っていた。
「別に…」青はタオルで顔を拭きながら答えた。
「じゃあ、よかった。もしかして疲れちゃったのかと思って」
ナギは首をかしげ、安心したように微笑んだ。
青は、そこで「昨日のこと」を言いかけたが、やめた。
──言っても、きっと分からない。
そう思うと、胸の中のもやは少し重くなった。
そのとき、校庭の向こうからゴンちゃんが手を振ってきた。
「おーい、ナギ! ドッジボールやろーぜ!」
ナギは「今行く!」と元気に返事をして、青に向き直った。
「青も来る?」
「……いいや、俺は見てる」
ナギは少し不思議そうな顔をしたが、そのまま走って行った。
青はベンチに腰を下ろし、ボールを追いかけるナギの姿を目で追った。
無邪気で、誰とでも笑い合える──その明るさが好きなはずなのに、
今はどうしても、遠くに感じてしまう。
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この章もAIが書きました。




