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青い海のナギ  作者: 村松希美


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5 みんなで応援




 午後の体育の時間。今日は50m 走のタイム測定だった。


 青はスタートラインに立つと、向こう側のフェンス近くで手を振っているナギに気づいた。その隣には、京子や他の女子たちも集まっている。


「青くーん! がんばれー!」

「負けるなー!」

 女子たちの声援の中心で、ナギは両手を高く振り、声を張り上げていた。


 ピッ 、笛が鳴る。

 青は一気に飛び出した。

 足の裏から伝わる グラウンドのざらつき、耳をかすめる ーー全てを振り切るように走った。


 ゴールの白いラインを駆け抜けると、先生が、「はい 一番!」と声をかけた。


 息を整える間もなく、ナギが駆け寄ってきた。

「青、すごい! 一番だよ!」

「︙ああ、ありがとな」青は短く 答えた。


 体育の授業が終わった後、青は 帰り道で、 ナギを捕まえた。

「なあ、ナギーーー」

 言葉をかけようとした瞬間 、ナギが屈託のない笑顔で言った。

「みんなで青を 応援するの、すっごく楽しかった!」


 青の口の中で、言おうとしていた言葉がしぼんでいった。

 ーーー俺はナギに︙ナギだけに応援して欲しかったんだけどな。

 でも、その思いは 飲み込み、青は笑顔のふりをして歩き出した。


 ナギは、自分のことをまだ特別だなんて思っていない……。

 そう 一人で寂しく 納得しながら。


読んでいただき、ありがとうございます。


この章もAIが書きました。

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