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青い海のナギ  作者: 村松希美


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22 青の葛藤




 その夜、青は布団の中で何度も寝返りを打った。


 ナギは……人魚だ。

 もし、その肉が本当に病を治すのなら――。


「……バカなこと考えるな!」

 青は自分に言い聞かせる。けれど、母さんの弱った顔がちらつくたび、頭の中で「もし」という声が消えなかった。


 次の日も、その次の日も、青はナギの顔を見るたびに胸が苦しくなった。


 ナギはばっちゃんから、青のお母さんが入院したことを聞いていたが、容態が酷いとは聞かされていなかった。


 ナギは、青に、

「すぐに良くなるんでしょ?」

 と、無邪気に言うが……


「でも、私、青のお母さんが早く良くなるように、お祈りする」

 ナギは、その場で目を閉じて手を合わせ、天に向かって祈っていた。


 青は何だかいたたまれなくなった。

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