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王子と姫

いつか、富国強兵につてもっと深く話したいモノです。

1つの魂は双子の兄妹に転生した。名はカイルとエリス。

二人は帝国の王子と姫である。二人に別れて転生した為か前世の記憶は断片的で魔法以外の知識はうっすらとしか残ってない感じだ。それでも後に簡単な体術程度は習得している。

ただ、魔法については別格で言葉を話すと同時に数々の呪文が使えるようになる。

また、二人にはテレパス様な通信がなぜか出来常に意識を通わす事ができる。距離や時間に関係なく必要と感じれば意識を交わし通信ができるようだ。


元々大国の一つであったが、富国強兵にも注力し国力も高めてる。

具体的にはアンデットを使った農業改革。ゴーレムや使役生物を使った運搬能力の向上や建設業の加速整備など。

また、飼い慣らしたワイバーンやドラゴンなどを戦力に組み込み竜騎兵の創設も行い、二人が10歳になる頃には国力は3倍近くに増強されている。

学校などの整備も充実され教育も行き届、魔術的な知識も豊富で武器や防具も十分な量が配備支給されていた。

後にではあるがこの事が天使達を呼ぶ時期を加速させてしまった事になる。


二人が強く掲げたのは共存共栄による平和な社会である。

モンスターとも知性があれば対話し、戦いは避け、互いに必要な物を融通しあい生きる。

加えて圧倒的な戦力差による平和維持である。

拮抗するから長い戦争になる。戦争になれば国力は削られる。弱ければ他国から侵略されまた戦争になる。ならばどうするか。弱いながらでも協力できる国々とは和平を結び戦力や物資を融通し合う。平和な時間を得たら国力の増強に力を回す。国が大きくなれば更に和平の道を示す。。


先ずは和平のきっかけになる為、二人は魔法力を高めた。

他の追随を許さない程に。

と同時に近衛騎士団を鍛え直す。先ずは魔導要素を加え、魔導騎士団を創設。

ゴブリンやオークなど勢力を排除しつつ国力を安定させていった。


ゴブリンは知性が低すぎて対話になら殲滅させるしかなかったが、オークは多少対話が成り立った。それでもこちらの力を示す為、部族の数は半数近く削る事になる。

女子供は生かし半奴隷化して農業改革に当たらせる。ただ、オークに対しても教育と食料支援は行い戦う以外の道を与える。

同様の対応をワイバーン達にも行った。対話は難しいモノの幼生に対しては調教ティムが可能だった。敵対する者には死を。服従する者には寝床と食料を与えた。

その後、仲間に出来たワイバーンに乗れる者が現れ竜騎兵の創設に至る。

この頃になると龍の巣の制圧が検討され始める。幼生のドレイクは可能な限り調教して騎兵隊の戦力に組み込み。成竜に至っても可能な限り和睦し、魔法知識の師として取り込みたいと考えていた。

龍の巣に入るとドレイクが数体向かってくる。これを殺さない程度に竜騎兵や魔導士団で迎撃ちダメージを与える。動かなくなったら介抱と攻撃を繰り返し調教が成功するまで繰り返す。

成龍にはカイルとエリスが当たる事になった。相手は成龍なので全力で行くが殺さないは難しい。カイルが攻めで守りをエリスが担当する。互いに得意な分野を担当する形だ。

チェーンライトニング、チェーンライトニング。プロテクション、プロテクション。

龍の咆哮は防がれ、雷の束が竜を襲う。龍のブレスの射程外から呪文を連発する。

チェーンライトニング。可能なら投降して欲しいと竜に説いたが瀕死になるまでは聞く様子もないので容赦無く雷撃の呪文を繰り返す。

竜も遠距離攻撃しか無いと思ったか、反撃を魔法攻撃に切り替える。ファイヤボール、アイスランス。

が丁寧にエリスがこれを打ち消すブレイク、サイレス。

竜も瀕死になり交渉を受け入れ始めた。「お前たち強いな、このハフニールをここまで追い詰めるとは」

「ティムを受け入れてください。殺したくはありません。」とカイル。

「出来れば友と成りたいのです。この地もあなたの貯めた宝物も残しましょう。貴方の持つ叡智をお借りしたい。」

交渉を続ける。

「これだけ、叩いておいて友に成りたいとか言うか、ま、良い敗北は敗北。殺生与奪の権限は汝等にある」

「しかし、それだけの魔術の腕が有ればもう教えは要らぬと思うが」

「私たちは貴方の持つ魔法武具が方しいのでは無く。複製がしたいのです。」

「その為の知識が欲しいと」変わっているが恐ろしい思考でもある。

「それに上位の魔法を教えられる者は一人でも多くいて欲しい。」

「一人が10人を鍛え、鍛えた10人が更に100人を鍛える。これを繰り返し少しは国は強く成りますが一線を超えた戦士には一線を超えた教育も必要に成ります。」

「一騎当千、神兵という類か。神でも倒すのか?」

「いえ、天使を少々。」それを聞きハフニールの顔が歪む。厄災か。人類も大変だな。

このタイミングでハフニールのティムが成立した。


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