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その話、本当ですか??   作者: ホワイトデビル
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魔人の住処続き2

その日は色々あったため、アデルたちはあまり先へは進めなかった。10キロくらいは進んだだろうか?野獣豚の件もあり電気柵のみでの野営は危険であると考えたため、アデルは木の枝とロープと狩猟用ネットを利用し高い場所へハンモックを作成することとした。ハンモックを作成するのに条件のよい木が生い茂る場所を探し、ある程度の目星をつけると木を登るための足場を作り始めた。


まず、二人は手分けしてハンモックを掛ける木の幹の太さより長めの頑丈そうな木の枝と、ツタ植物のつるをたくさん集めた。木の幹を長めのツタできつく巻き、その上に幹を挟むように拾ってきた木の枝を下に二本、上に二本とこれらの形が四角形になるように組んでツタで固定する。そして、30㎝程度の間隔をあけてジグザグになるように次を固定する、この行程を繰り返しハンモックの支えとする枝の生い茂るところまで繋いで積み上げる。


190センチくらい積み上げると地面から一番近い太い木の枝に上ることが可能になった。

同じように太い枝同士が重なっている隣の木にも足場を作る。


そうして合計で4本の大木に足場を作り、それぞれ太い枝の重なっているところをつないで枠になるように、ツタで固く結び取れないようにして四本の木の枝を繋いだところで今度は直販所で貰った狩猟用ネットを広げて人が横になっても下に落ちないように更に直販所で買ったロープで固定した。


少し狭いが女子二人が寝るには十分な大きさのハンモックが出来上がった。試しに二人で横になってみた。


アデル「思ったよりも寝心地は良いみたいですね。」


ヒデミさん「ええ!地べたに寝袋敷いて寝るより全然快適です!」


アデル「なんか、眠くなりますね。」

いろいろとあってかなり疲れていたアデルに強めの眠気が襲ってきて半分寝かかった時だった。


ヒデミさん「アデルさん!上見て!」


ヒデミさんが、急に声を張り上げた。

アデルに緊張が走った。また何か出た?アデルは充血した目をかっ開いた。


ヒデミさん「星がすごくきれい!!」


ほし??星…ああ、星か!なんだ、、びっくりした~。とアデルは胸をなでおろした。


アデル「本当だ。きれいですね。」


その星は木の枝の隙間から見える中でも一つだけ、一際輝いていた。


ヒデミさん「アデルさん、なんかすごくロマンチックだと思いませんか?」


アデル「・・・・・」


ヒデミさん「アデルさん?」


ヒデミさんは横にいるアデルの顔を見た。アデルは口を半開きにしてすでに眠っていた。


ヒデミさん「あら、相当お疲れみたい。お休みなさい、アデルさん。」


瞬く星を見つめながらいつしかヒデミさんも眠りについた。


翌日、目が覚めた二人はハンモックが起き上がるのに凄く大変であることを学んだ。


二人は朝食を済ませると、ハンモックの狩猟用ネットとロープは回収して、あとはまた帰りに使えるだろうからということでそのままにした。


野営地を出発してから四時間くらい歩いたところで源流に近いと思われる渓流に出た。川そのものの幅は2メートルくらいで両岸は大小様々な丸い石がびっしりとある約8メートルの河原でその河原にある水たまりのようなところから、湯気が立ち上っていた。


アデル「あれはっ!温泉?」


ヒデミさん「温泉ですよ、きっと!」

二人は小走りで湯気の立ち上る河原に近づいた。

そこには、畳2枚分位の大きさのやや深い湯だまりがあった。


アデル「どこかにあるんじゃないかと期待していましたが、あった!」


ヒデミさん「ずっとお風呂に入ってなかったからすごく入りたいですよね!」


アデル「石鹸とタオルが置いてあったのはこのためか・・・。直売所さん、ありがとう!」


湯だまりアデルが手を入れると熱かった。


アデル「熱っつ!」


ヒデミさん「アデルさん!大丈夫ですか?熱いようなら、砂利をどかして川の水を入れましょうよ!」

アデルはそれな!という感じで頷くと、ヒデミさんと共にすさまじい勢いで砂利をどかして川の水を温泉まで引いた。


そして今日はここで野営することにして、温泉の温度がちょうどよくなるまでの間、野営の準備を始めた。まず寝床予定の場所の周りに幅約50センチほどの溝を作りそこに別の場所の熱々の温泉を引いて野生動物が侵入出来ないような幅の囲いにした。


囲いを作っている間に温泉の温度がちょうどよくなったので、湯だまりの中の石を少し移動して入りやすく整えた後、野営の場所に戻り寝袋を敷き、焚火の準備を終えた後で、湯だまりに戻り、その湯に浸かった。そこで体の汚れと疲れを落とし、ついでに衣類の洗濯や食器などの洗い物もして明日からに備えることとした。



翌朝、早めに目が覚めた二人はちゃっかり朝風呂も堪能してから出発した。

ヒデミさん「朝のお風呂は最高!でしたね、アデルさん。」

アデル「本当に、温泉はいいもんです。」

アデルは温泉に癒されて本来の目的を忘れかけていた。二人は渓流に沿って二時間くらい歩いただろうか。午前九時、二つ目の曲がり角に着いた。そこでアデルは地図を広げた。三つ目まで曲がり角の間隔は長い。四つ目からはだんだん間隔は短くなって八つ目の曲がり角を過ぎたらゴールである。ただ、三つ目の曲がり角から四つ目の曲がり角までの間に上矢印が書いてある。これは何だろう?とアデルは思った。ちょうど距離が真ん中という風にも見受けられる。

アデル「恐らく休憩も含めて午後三時までには三つ目の曲がり角に着くと思います。」

ヒデミさん「四つ目まで行けそうですか?」

アデル「急げば行けるかもしれませんが夜になりますね、きっと」

二人は休憩もそこそこにして三つ目の曲がり角を目指した。

渓流はやがて源流に代わりところどころ岩から染み出た水が流れ込んでいるのを見かけるようになった。。先に進むにつれて今度は池やゴツゴツとした石と岩の光景が目に付くようになった。岩の間から地下水が勢いよく吹き出ているところを見つけると、その水を飲料とし補充した。どんどん先に進むと源流から離れていった。やがて周囲は山肌の目立つ石や岩のある、植物がほとんど生えていない景色へと変わった。そして三つ目の曲がり角に着くと、時間は午後二時を回っていた。二人はあと二時間くらい歩いて野営することにした。三つ目の曲がり角から一時間ほど歩くとアデルはあることに気が付く。

アデル「?何か臭い。この臭い・・」

ヒデミさん「何か臭いがします?」

アデルは立ち止まって思い出す。この臭い、まさか・・

アデル「火山性ガスだ!ヒデミさん、その先は危険です!!」

少し先にいたヒデミさんは慌ててアデルのもとへ駆け寄った。

アデル「ヒデミさん、この横の傾斜面、登れますか?」

ヒデミさん「ええ、行けます、」

二人は傾斜面をなるべく高いところまで登った。そして見下ろすとそこから4、500メートル先に岩がゴツゴツとしていて地面のところどころから煙の立ち上がっている場所があるのが見えた。

ヒデミさん「アデルさん、特に危険な生き物とかいないみたいですが?」

アデル「火山性ガスです。吸ったら濃度にもよりますが即死にます。」

ヒデミさん「ええっ!アデルさんのおっしゃっていたのは、そのにおい?」

アデル「ええ。危なかったですね。」

アデルはふと地図の上向きの矢印を思いだした。

アデル「なるほど、地図の矢印はこのことか・・・ヒデミさん、ちょっと大変ですけどこの傾斜面を道に沿って進みますよ!」

二人は下に滑り落ちないように慎重に進んだ。結構体力が必要である。100メートル進んだところで下の道を歩く髪を赤く染めた男性らしきに追い越された。アデルは慌てて叫んだ。「そこの人!火山性ガスが出てるから早く上に上がって!!上に!!」

男性は声に気が付き後ろを振り返る。

アデル「後ろじゃない、上!早くあがって!!」

男性「?」

男性はしかめっ面で上を見た。が、そのまましゃがみこんだ。

アデル「まずい!!」

アデルは顔と全身に水をかけてまたタオルも湿らせて頭から顔を隠すように覆い、急いで下へすべり降りた。

ヒデミさん「アデルさん!!」

アデルは下に着く少し前で呼吸を止め、しゃがみこんだ男性の顔に湿らせたタオルを被せてとにかくもと来た道に引きずった。途中ヒデミさんもアデルの真似をして水をかけて降りてきた。二人は男性を200メートルほど引きずって力尽き、その場に膝をつき座り込んだ。

アデル「ヒデミッさん、湿らせたタオル口に当てて呼吸して。」

ヒデミさん「アデルさんも、こっち側使ってください。」

ヒデミさんはタオルの反対側の端をアデルに回した。

男性「ゲホッ、ゲホッ!」

アデル「大丈夫ですか?これでうがいできそうですか?」

男性は頷いた。アデルは自分の予備の水筒の水を男性にわたして嗽をするよう促した。そして二回の嗽ののち飲めるだけ水を飲ませた。

アデル「少し歩けますか?もう少し道を戻ったほうが安全なので。」

男性は頷いた。アデルとヒデミさんは男性に肩を貸すとそのままもと来た道を臭いがしない場所まで戻った。そこで男性を休ませた。

男性「ありがとう、。」

男性はかすれた声でそういうと目を閉じた。

ヒデミさん「えっ?」

アデルはすぐに呼吸を確かめた。

アデル「大丈夫、呼吸はしているみたいですよ。」

ヒデミさん「やだ、もしかしてって思っちゃいました。」

アデル「そうだ、ヒデミさん、私どこかに湧き水がないか探してきますのでヒデミさんの空っぽの水筒があったらかして下さい。」

ヒデミさん「それならアデルさん、私がお水を探してきます。この方の様子は私ではわかりませんから。アデルさんが見ててあげた方がいいですよ。」

アデル「そう、しますか。すみません。じゃあヒデミさんにお願いしようかな。」

ヒデミさん「任せてください!」

ヒデミさんはそういうともと来た道を戻っていった。

アデルは男性のほうへ近づきもう一度、呼吸と脈を確かめた。そしてタオルをびしょびしょにして肌の露出しているところを湿らせるように軽く押さえた。肌に水がたくさんついたら今度は乾いたタオルでその水分を吸い取らせた。この作業を露出部分全てに行った。そして体温が下がらないようにするため、寝袋を開いてかけてやった。

男性は何とか一命を取り留めたが、目が覚めた時に後遺症が出るかも知れない。だがこれ以上の応急処置は思い浮かばない。今はただ吸い込んでしまったガスをできる限り体の外に出すしかない。しかしこの男性、どこかで見た覚えがある、ような。冷静に見るとかなり若く眉毛も少しいじっていて見た目や身だしなみには気を付けているようだ。

アデル「アクセサリーをこんなにジャラジャラとつけちゃって、あら、これシルバーじゃなくてプラチナ。」そんなことを思ったとき体がブルブルっと来た。

アデル「ふっブワッくしょん!!」

急に我に返ると全身がびしょ濡れでとても寒いことに気が付いた。

アデル「やばっ!めっちゃ寒い!!」

アデルはリュックの中から着替えを取り出して着替えた。

アデル「あー寒かったー。」

アデルはヒデミさんのことを思い出した。「そういえばヒデミさんも服がびしょびしょだったよね、大丈夫かな、水汲みに行っちゃったけど」‥‥と、その時ヒデミさんが顔面蒼白で、唇を紫色にして帰ってきた。

ヒデミさん「アデルさん、お水。」

アデル「!!ヒデミさんすぐ着替えましょうか!!」

ヒデミさんが着替えをしている間にアデルは木の枝と枯葉を集め眠っている男性の近くで火を起こした。

アデル「ヒデミさーん、火起こしましたよ~。」

アデルは即行で焚火台を作り、米と水と直販所で仕入れた乾燥キノコを鍋に入れてキノコ粥を作り始めた。日はもう暮れていた。

ヒデミさん「どう見ても、20代前半ですよね。」

アデル「私もそう思う。でも何の準備もなくこんなところへ何しに来たのかな。」

ヒデミさん「お荷物を何も持ってないですものね。お財布くらいは持ってきてるかな?」

アデルとヒデミさんは眠っている男性の顔をのぞき込んで

ヒデミさん「割と品のあるお顔立ちしていらっしゃいますね。」

アデル「そうですよね。彼のつけてるネックレス、本物のプラチナです。」

ヒデミさん「この太い鎖ですか?」

アデル「そうです。耳にもプラチナ、指にはめているのはシルバーとプラチナ両方ですね。」

ヒデミさん「凄い!」

ヒデミさんの大きな声で男性が目を覚ました。二人の顔面が近いことに驚いた男性の顔は引きつった。

アデル「気が付いたみたいですね。気分は?」

男性「目が少し変・・。」

男性はかすれた声で言った。

アデル「ヒデミさん、お水下さい。」

ヒデミさんは慌てて水を持ってきた。

アデル「今から洗眼しますので目にお水かけますね。痛いけどじっとしていてください。」

男性「わかった」

アデルは男性の片方の瞼を指で開いて水を少しづつ入れて洗い流した。

男性「ッっ痛っ!」

男性は自分の瞼を開いているアデルの手を掴んだ。その手は力を入れたいが我慢をしているせいか少しプルプルしていた。

アデル「がんばれーー、我慢~。」

そして両目を洗い終えると乾いたタオルで目に付いた水を吸わせるように軽く押さえた。

男性「・・・迷惑をかけてごめん。」

アデル「とりあえず応急処置をしましたが、私もそこまでの専門知識があるわけではないので後遺症が出るかも知れません。下山したらすぐお医者さんに診てもらってくださいね。」

男性「大丈夫。ありがとう。」

男性が起きたところでお粥も出来上がっていたので三人で食事をとることにした。

ヒデミさん「目、大丈夫ですか?」

男性「大丈夫。」

男性はまだかすれている声で返事をした。

アデル「どうしてこんなところに何も持たずにきたんです?」

男性は俯いて何か考えているようだった。少し間をおいて

男性「魔人を探しに・・。」

と答えた。

アデル「魔人?私たちも魔人狩りに行く途中だけど、そんな何も持ってこないようじゃさっきみたいに魔人に会う前に倒れちゃうよ。そもそも地図とか持ってる?ちゃんと見た?ここからだと魔人の住処まで男の人の足でも速くて五日以上かかりますよ。」

男性「そうなの?」

アデル「あと、少しは山のぼりの知識とかないと危ない。」

男性「そうなんだ。」

アデル「もしかして魔人にすぐ会えると思って来たんですか?」

男性「すぐではないけど、そんなにはかからないと・・・」

ヒデミさん「だから何も持っていないんですね。」

アデル「ところで入口からここまで何日で来たんですか?」

男性「一日半寝ないでずっと歩いてきた。」

アデル「早っ!しかも寝ないで?ちょっと君年いくつよ?」

男性「17」

ヒデミさんとアデル『若っ!』

アデルは思った。ちょっと若すぎる、10代ですって?私の年の離れた妹よりももっと若い!

ヒデミさん「ご両親にはなんと言ってきたの?」

男性「何も」

アデル「何もって、何も言ってきてないの?」

ヒデミさん「アデルさん、これはまずいですよ。いくら男性とは言えまだ10代の少年ですよ。早くおうちに返さないと。」

男性「大丈夫。」

アデル「大丈夫?って大丈夫じゃないでしょう。おうちの人心配してるでしょ!」

男性「大丈夫。そんなことよりお姉さんたちは何歳?」

ヒデミさん「ちょっと貴方、女性に年齢を聞くもんじゃないってどこかの大人に習っていないのかしら?」

こわっ!とアデルは思った。だが、確かに年齢は秘密にしたい。

男性「いいじゃん教えてよ。俺の年教えたんだから。」

アデル「秘密です。」

男性「なんでよ。教えてよ。」

うぅ、突っ込んでくるわね、若者は空気を読まないんかい!とアデルは思った。

ヒデミさん「あなたが魔人に会いに行くのをやめてすぐにおうちに帰るなら教えてあげる。」

ナイス!ヒデミさん。

男性「ならいいや。興味ないし。」

アデル「・・・。」

しかしこの男性というか少年、会った時よりもだいぶ打ち解けてきたのかな。というか案外人懐っこい?

男性「お姉さんたち魔人狩りに行くなら俺も一緒に付いていってもいい?」

アデル「!無理でしょ、火山性ガス吸ってまだ本当に回復したのかどうかもわからないのに、危なくて連れていけない。」

その時だ。真っ暗な闇の中から突然虎が3頭襲いかかってきた。アデルもヒデミさんもいきなりのことでもはやこれまでかと思った。が、

男性「悪いにゃんこはお仕置きだニャン」

と言って男性(少年)は鋭いパンチと蹴りであっさりと倒した。

そして、

男性「ほら!全然大丈夫。もう治った。」

と振り返って言った。

強い!確かにこんなに強いとこの先とても頼もしいしきゅんと来た!ってきゅんは迷惑だな。少年ごめん、とアデルは思った。

ヒデミさん「ちょっと、あなた!生き物殺しちゃだめじゃない!」

アデルの全身がしびれた。ちょっと待って、ヒデミさん、今、我々はまさにこいつらに食べられるところだったんですぞ!

男性「大丈夫。死んでいないと思う。半分生きてる。」

半殺しってやつですね!と、アデルは思った。

ヒデミさん「ならいいけど。ところであなた一緒に付いてくるって言うけど、温泉入った後とか着替えはどうするの?女装する気?下着は?私たち男の人のパンツなんて持ってないわよ!今履いてるやつ裏返して履くのだって1回しかできないでしょ!」

男性「温泉!マジで!温泉あるんだ。俺ぜんっぜん気がつかなかった。」

温泉と聞いて男性(少年)の雰囲気が変わった。

男性「俺、温泉かなり好き。じゃあさ、着替えとか持ってきたら一緒について行ってもいい?」

アデル「お医者さんにいって、ご両親の許可が下りたらね。」

男性「わかった!すぐ取ってくるからお姉さんたちここでまっててよ。」

アデル「いや、ここで待つのは無理だから少しづつ先に進むわ。少年、君歩くの早そうだからすぐに追いつくよ。」

男性「わかった。じゃあゆっくりゆっくり歩いてよ、絶対早く歩かないでよ、約束だからね!絶対だよ!」

アデル「わかった。。。」

男性「絶対絶対約束だからね!」

そう言い残して男性(少年)はもと来た道を引き返していった。


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