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ルーレット15

 やばい、ティラノサウルスみたいなのが暴れてるぞ!

 どうしよう、もう俺にはどうすることもできない気がする!

 逃げようかな、どうしようかな。


「儂に任せておけ!」


 するとそこへよく分からない爺さんが現れた。

 おお、なんかすごい歴戦の戦士感があるぞ!

 小柄でひょろひょろはしているが、顔に傷があるし、持っている杖をクルクル回していて超強そうだ。

 やばい、これは勝てそうだ! シンプルに強いし、絶対に勝てるとおもう! いける!


「しょわあああああああああ!!」


 じいさんはティラノサウルスに向かってジャンプした。

 強い! あんな跳躍力を持っているやつが弱いなんてわけがない!

 これは絶対に勝てるぞ!


「超必殺奥義! 杖振り回しぐるぐるスーパーアタック!」


 おー! なんかもの凄い技みたいなのを繰り出した!

 とんでもないな、もうすごい半端ない!

 見た感じでは杖をぐるぐる回しているだけのようにしか見えないし、俺のしょぼい肉眼でもその杖の軌道がハッキリとみえるが、これはとにかく凄いに違いない!


 そしてついに爺さんの杖がティラノサウルスの頭を捉えた。

 ティラノサウルスの頭は吹き飛んだ。

 大量の血が吹き出し、ティラノサウルスは地面に倒れ伏した。


「やったー! 爺さんが勝った!」


 俺は素直に喜んだ。

 流石はじいさんだ。期待を外さない人物だな! 最強だ! すごいな!


「び、ビックリしたー」


 よく分からないアイドルのようなやつがへっぴり腰で地面にへたりこんだ。

 そりゃそうだ。あんな奴を前にしたんじゃ誰だってやばい。

 俺だって死にかけたんだ。

 男よりも劣る女がああなるのは何も間違っていないだろう。

 そう、女は男にはとうてい及ばない劣化した存在なのだ。

 だから俺があのアイドルの首をねじ切ろうと思えば簡単にできることなのだ。

 嘘だって思うか? じゃあやってみようか?


「どりゃあああああ!」


 俺はアイドルみたいな奴にヘッドロックをかました。


「くはああああ! あが!」


 本当にヤバそうに苦しむ少女だったが、俺はその手をやめることはない。

 必死で俺の腕をタップしているが、それでもやめることはない。

 普通はここまでギブアップしてきたら外してやるものだが、俺は彼女を殺す気なのだ。そんなことをするわけはない。

 そうしてみるみるウチに時間が経っていった。

 少女はもう今にも死にそうで顔が完全に青ざめてしまっている。


「やめたまえ!」


 そこで怖い怖い顔をした大男が俺の後頭部を殴ろうとしてきた。

 だ、だめだ! これはもう絶対によけれない! このまま死んでしまう! 俺は全然弱いからダメだ! 死んじゃうよー! 誰か助けてー!


 すると次の瞬間俺の景色が書き換わった。

 気付けば俺は砂漠にいた。


「ふは! なるほど! 危機に瀕したから、俺を守ってくれたのか!」


 俺は背中に生えている天使の羽を見てほほえんだ。

 ナイスだ本当にこいつはやばい! とっても嬉しい!


「てかまた砂漠に戻ってきてしまった。なんでこんなところにまた?」


 あれだろうか、やっぱりここに何かイベントがあるのだろうか。そう言えば何かここに仲間がいるとか言ってたな! やっぱり何かあるのかな?


「痛いつってんだよ! はやく離れろよ!」


 そうしていると、俺の脇ががさがさとした。

 気付けば先ほどのアイドルがそこにいた。


「あれ? なにしてんのきみ?」

「知らないから! あなたに殺されそうになってたんだよ! もう何してんだよ! 殺すぞ本気で!」


 えー、何いってんの? 怖すぎるよ。俺が何したって言うの? えぐいよ、マジで。ちょっと殺されそうになったからって言ってそこまで怒る必要なくね? 女なんだから普通に死んどけよ。男にたてついてんじゃねーぞ。お前なんてドブみたいな存在なんだから俺に口答えすんなよ。よし、これを今から口にしよう。


「おい、お前死ね! 死ね! 女なんだから普通に死ね! 女は男の劣化版なんだよ! 男にため口利いてんじゃねーよ! くそが!」


 俺が大声で叫ぶと、アイドルの女はひっ、と怯んでしまった。


「な、なに? そんなに叫ばないで、怖いから。うえー……ん」

「くそが叫ぶな! ぶっ殺すぞ!」

「ぐす、」


 すると女はしゃがみ込んで泣き出してしまった。

 あーあ、だから女は嫌なんだ。ゴミクズ以下の存在で粋がってんじゃねえよ。マジでウンコが。どうかしてるぞ、生きてる価値ねーよ。


「おい! ぐずぐず泣いてんじゃねーよ!」


 俺は女を蹴り飛ばした。

 泣かれても面倒なだけだ。うるさいし、本当に溜まったもんじゃない。そんなことをしてくるならぶっこしたろ方がまだマシだけどもね。本当にぶっ殺してやるよ。おら! おら!


「死ね! 死ね!」

「うが! うが! がほ!」


 女は俺にやられるままになっていた。

 ちょっと半端ないな、これは。普通に死んでくれなければ俺の腹の虫がおさまれねーぞ!

 いいから、本当に頼むから俺にぶっころされてくれよ! クソがきが!


 そのままいらつきが収まらなかったので俺はその女をひたすらに蹴り続けた。

 そうこうしていると、やがてぴくぴくと痙攣するだけの存在になってしまった。


「はぁ、すっきりした。でもまだちょっとむずむずするな。もう最後のトドメをさしてやった方がいいのかもしれないな。よし! いくぞ! おら!」


 俺は少女の口に腕をツッコミ、喉に奥に手を通した。

 そして背骨をつかむと、そのままガタガタとゆらした。

 大量の血が口から噴き出され、俺にかかる。

 少女はぴくりとも動かなくなった。よし、掃除完了。ちょうすっきり。

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