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花火

我々は、その後近くの椅子に座り、あいだにクマを置いて、花火を見ていた。


[先生〜綺麗ですね……]


[あぁ……]


[娘の私と花火どっちが綺麗ですか?]


生徒の顔を10秒ほど真剣な眼差しで見る。


[花火だ]


[あぁ、そうですか……]


娘のパワーを得ても、勝てなかったことに悲しむ。


[でも、君が笑うと、花火がドカーンと光ったぐらい美しいよ]


[って、どうしたんだ?そうかそうか、君もまだぬいぐるみを抱きしめる年だったんだ]


スピーカーから、次で最後の花火だと放送がくる。


[ほら、これで終わりだ、見なくていいのか?]


ドーンと大きな音がなり、生徒は顔を上げる。


[ど、どうした?顔が赤いけど、風邪か?お父さんにできないことはないか?]


おろおろする。


[な、なら、本当に熱があるか、おでこ貸してください……]


[わかった]


そういい、おでこを合わせる。


[あんまり暑くないな……もっと赤くなってるだと!?]


ぶつぶつとなぜ赤くなったのかを考え出す。

するとそこに、治癒使いのくれはが来た。


[あらあら、お二人方、医者って言ってたですよね〜娘には見えないし……ふふふ、医者に隠された秘密、娘と生徒に呼ばせているとか明日の新聞のタイトルにどうでしょうか♪]


2人は、警戒して、何も話さない。


[はぁ……無視ですか……あ、そう言えば、明羽ちゃん見ませんでした?はぐれちゃって……噂によると、この街のみんなは、明羽ファンクラブみたいなものに入っているみたいです……心配です。]


そっぽを向き、そういう


すると、近くできゃーーと叫び声が聞こえた。


[この声は!?明羽ちゃん!?早く行かないと!お2人はここにいてください!!]



先生と生徒は2人顔を見合わせて、ついて行くことにした。




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