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海!

[つあー?]



[あと、これは、私達からの贈り物です。外に出る時はそれを首にかけて出歩いてください。汝らに神の祝福があらんことを]


こうして我われは、疑問をいくつか感じ、眠るのであった。



丑三つ時になろうとした時、我はふと目を覚ます。妙に暑使ったからだ。


[はぁ、なんでお前が我の聖域に入ってくるんだ?]


耳を澄ませて、辺りを見回す。 虫の音はなし、トイレの電気が付いていた。


どうやら、トイレに行って、帰ってきたら布団が冷たかったから、私の布団に入ってきたようだ。


[ふふふ]


我にはやはり、探偵の才能があると思い笑みが溢れる。


そう確信し、トイレの電気を消し、布団の中に潜る。


さっきのことを思い出し、


[ふふふ、すごいな……]


と口に出してしまう。


すると、生徒は回り、布団を剥ぎ取り、布団にくるまってしまう。



[はぁ、ついてない……あっちで寝るか……]




[先生!せんせい〜もう朝ですよ!]


[んぅ……]


[先生起きましたか?おはようございます!なんで私の布団に入ってるか、聞きたいんですがいいでしょうか?]


や、やばい、ここで我が生徒の布団に入ってたなどネット上で言われてしまうと、人生が詰んでしまう。


[あ、あれ?我は元々ここだったよ]


[ほ、ほんとですか?てことは、あれは夢だったのね……]


がくりと脱力する生徒。


[君は本当に寝相が悪いな]



[私の方が早く起きてたのに分かるんですか!?]



[あぁ、我は夜トイレに行ったからな]


[ね、寝顔とかってみました?]


[見てない、布団にくるまってしまってたからね]


[そうですか]


上機嫌な様子で、ご飯が置かれているテーブルにかけて行く。



[そんなにお腹減ってたんだな、これからはもうちょっと早く食べさせてやらないと……]



朝ごはんは、薄切りの昨日の肉とご飯、味噌汁、のりという一般的なホテルの朝ごはんであった。



[よし!行くぞ、今日こそは伊江山達を一回見るぞ!]


ドアを勢いよく開ける。


[はい!先生!ところで鞄とか何も持っていかないのでしょうか?]



[あ]



鞄に、財布、ホテルで売られていた御札、カメラなどを詰め込む。首から御札をかける。



[いざ、出動だ]



また、ドアを勢いよく開く。


[いってぇなぁ!?]


ドアが、ぶつかってしまう。


[お前らどっちの支部だぁ!?って、何でもない、これからは気をつけて開けな?]



[ひゃ、ひゃい]


[ほ、ほら先生も!]



我はなにか、違和感を感じたが、とりあえず、謝る。



[すまなかった。早く街を観光したくて……]



[あぁ、今日は何日目だ?]



[昨日来たばっかで、今日で二日目だ。]



男は、しばしば目をつぶり、


[なら、キラキラ浜に行ってみてはどうだろうか?あそこはいいぞ、砂がキラキラしてて海もキラキラしてる、さらに浜辺には出店がいっぱい!]


男は、目をキラキラさせ、いいところをどんどん言っていく。



[あー、もうわかったわかった、キラキラ浜行くから静かに]



[キラキラ浜はここから出て商店街を行ったところにありますからね!]



我々はホテルから出て、向かうことにした。



[あぁ〜先生!ここ通るの怖いです〜]


それもその通り、ここは、昨日男の子がキャッチボールをしていたところだからだ。


[横を見ず、走り抜けるぞ]



我々は全力疾走で、キラキラ浜まで行ったのであった。



[はぁはぁ、先生速すぎますよ……]



[はぁ、はぁはぁ……海だあぁああああ]


目の前に広大な光る海を前に叫ぶ

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