マウンテンシティー調査1日目
私は、マウンテンシティーに入り、驚いた。
ここは、紅葉など山の風景を楽しめる高大な山、海の幸も沢山取れる綺麗な海が両立してる街で、世界で行きたい場所No.1であった。
いつも観光客の足並みは無くならず、いつも賑やかな場所であったはずだ。
[おいおい、酷いな]
いくら、王都から6時間半かかると言っても人がいなさすぎる。
[やっぱり…]
調査にあった通り、本当に伊江山明羽の父は本当に……
我々は、それらのことに恐怖を感じ、体温が低くなるのを感じ、沈黙する。
そこで、子供の楽しそうな話し声と笑い声とボールの跳ね返る音とガシャガシャと何かが壊れる音を耳に入ってきた。
[よ、よかったです。み、見に行きませんか?]
私達は、テレビ局だと偽るために、第一村人発見という看板を持ってその音に近づいていったのであった。
2回ほど道を曲がると男の子がボールを投げていた。
[もう〜、キャッチしてボール投げてよ!]
[え?お兄ちゃんに当てたくないって?かわいいなさすが僕の妹だ、ほーれうりうりー]
[って痛いな!なんで殴るんだよ!]
[何ぼそぼそ言ってるんだ?え?恥ずかしかったって?本当に可愛いな]
兄妹の楽しそうな会話が聞こえてくる。
[やりましたね!第一村人発見です!]
[ま、まて、言っちゃダメだ]
注意が遅く、我が同僚は見てしまった。
子供くらいの骨に、灰のしたらへんの骨にボールがくい込んでいる物とそれに抱きつきほっぺたから血を出す男の子を見たのであった。
[きゃあああああ]
大丈夫、大丈夫だ、テレビ局の真似をすれば、
[第一村人発見です!君はなんて名前なのかな?]
聞くと、すぐ男の子はしたを俯きながら、ボソボソと話し出す。
[あわわ、大丈夫ですか?先生!]
[と、とりあえず、逃げよう、この近くにホテルを予約しているんだ!]
[まて、テレビ局のものというやつら、]
それは子供が出せるような声ではなく、すごく重く悲しい声であった。
[ここは、呪われし街、大いなる闇の魔女スメリックによりここは呪われてしまった。]
ほら、妹お前の出番だぞと、左にいる骨の肩を揺さぶる。
[こいつ恥ずかしがり屋なんだ、すまないな、そこが可愛かったりするんだ。さぁ、君達はホテルに戻った方がいい、長くいては、君たちにも移ってしまう。]
そう聞き、私達は全力で走り出した。
後ろでは、子供の投げるボールの音が延々と聞こえてきていたのであった。
…………………
………………
…………
[はぁはぁ、なんとかホテルにこれた……]
固く閉ざされた、でかいドアを開き受付嬢に予約しているといい、部屋に案内される。
[夜食の方は何時くらいがよろしいでしょうか。]
[そうだな、七時くらいで頼むよ]
[先生!私お肉が食べたいです!]
[もちろんだとも、ただ骨付き肉は嫌だな]
はははは、と大声で無理に笑う。
[では、エレベーターに乗って2回の209に入ってください。]
[はーい!ありがとうございます。さぁ行きましょう先生]
こうして、我々達のホテル生活とこの村の住人達との調査が始まったのであった。
[わー、先生お肉めっちゃおっきいですよ!]
[このお肉何の肉だ?受付嬢さんよ]
[ふふふ、それを解くのもこのつあーのだいごみでございますよ。]