第6話 秘密
「渚くん、着いたわよ。ここがルル第1学校。一緒にクラスの表を見に行こう!」
「うん、芽衣、連れてって!」
「おーい、俺たちも一緒だぞう、な、悠」
「健くん、変な象ですね、はい、待ってくださーい」
「おいおい、変な象とはー」(健はおもしれーな)
俺たちは、クラス表を見に行った。1クラス31人の10学級もある、結構大きな学校っぽい。俺は、みんなと同じクラスだった。
「わーい、みんな、同じだね!」俺は言った。
「おう、ちょっと、クラス行く前にトイレ行ってくるわ。そこで待ってて
くれ」健は、なんだかウィンクした。そしたら、芽衣と悠も、
「あ、僕もトイレ行きたくなってしまいました」
「私も。渚くん、ちょっと待ってて」
「うん、いってらっしゃい」(なんかおかしいなー)
俺は、3人は絶対トイレではないと察した。だから、ちょっと3人の後を追うことにした。3人は、やはりトイレにはいなかった。学校の裏の、しげみにいた。
「おい、クラス、やばいよな。渚、ショック受けるって」
「健くんの言う通りです。僕たちの家とは遠く違った環境ですし・・・」(おい、なんの話だ?俺がショック受けるってなんだよ)
「でも、この環境に慣れさせるしかないよね、ルルワールドは今こんな状態だって。しかも、私たちが・・・」
「おい、芽衣!それを言ってはいけない!ここでは・・・誰かに聞こえたらどうするんだよ」(なんだろう、「私たちが・・・」で終わったよな。なんか、俺、3人には、まだ俺には伝えてねー秘密がある気がする。とっても大きな秘密が・・・俺もだけどよ)
俺は、そんな考え事をしてたら、3人が立ち上がって、俺の方に向かってきた。あたふたしている間に、見つかってしまった。
「うわあ、渚くん、どうしたの?」健は、明らかにあの話が聞こえたら・・・という顔をしていた。
「いや、芽衣たちがなかなかトイレから帰ってこないなあ、と思って探しに行ってた」
「渚、いつくらいからここにいたのか?」(ここは嘘も方便)
「今さっき。健たちがこっちに向かって歩いてきたころに」
「おう、それなら良かった」
「なにが?」俺は、わからないふりをして、わからなさそうに聞いた。
「いや、渚くん、なんでもありませんよ。」
「ふうん、そっかーじゃあ、教室に行こう!」
「おう、渚、こっちだ」
「健ー待ってよー」
「俺は待たねーぞ」
こうして、俺は、芽衣たちの秘密話を聞いてしまい、いやな予感がした。そして、3人が言ってたクラスがやばいってことは、あと1分後に、教室に入った時に、知ることになってしまったのだ。