第4話 小さな大きい事件
最近やっとこのルルワールドの世界に慣れてきたぜ!俺はゆったりと毎日を過ごしていた。でもさ、こういう時に事件は起きるよな。そして、起きたんだ。
「なあ、渚。今ふと思ったんだけどさ、お前、あっちおほうから来たって言ったよな」
「うん、そうだよ、健」
「でもさ、あっちってさ、ただなんもない荒地だよ。そんなところに住んでたのか?」(えっ、そんなん知らねーよ。俺は、あの時、テンパって、てきとうに答えたのに、なんて言えばいいんだよ)
「僕もそう思ってました!」
「私も!」
「悠、芽衣・・・」
「ほら見ろ、みんな気になってるぞ。」
「う・うん、そうだね」(やべーんだけど)
「なにか隠し事があるなら言ってよ、渚くん。みんな仲間でしょ?」
(いやいや、いくらなんでも地球から来たってことは無理だろ・・)
「え~そんなこと言ったっけ?僕、最初だから緊張してたのかも」(これでうまくいくか・・・)
「あ、そうなんですね!」(悠、ナイス!)
「でもさ、じゃあどこから来たんだよ」(おい、健お前ってやつは・・・)
「え、えーっと・・・」
「どうしたの?住所がわからない?」
「うん・・・ごめんね、芽衣。でも、前指さしたのと反対の方向から来たってことはわかるよ」(お願い!住宅地であってくれ!)
「あ~そこならいっぱい家建ってますね!」
「いいところから来たな」
「えへへ・・・」(あっぶねー)
「よっし、みんな、あっそぼー」
「おう、芽衣、渚、悠、行くぞー」