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第3話 初めての異世界

ふわりとした風を感じ、ゆっくりと目が覚めた。

いつもの柔らかい布団の感触ではなく、硬い地面を感じる。

もしかして、酔っ払って家までたどり着く前に寝てしまったのかと思ったが、周りを見ると巨大な苔むした木々が鬱蒼と茂り、空を見ると、真っ赤な太陽と、黄色い太陽が、空にあるのを見て、ここは地球とは違うと分かった。



「異世界転生って、夢や無かったみたいや」



ゆっくりと立ち上がり、大きく伸びをして空気を吸い込むと、爽やかな気分になれる。

空気が美味しいって素晴らしい。やっぱり田舎って心が和むわ〜とか思ったけどよく考えればここは異世界、何が起こるか分からないから、早速今の自分を確認してみた。



手足を見てもとても40才に見えないくらいお肌スベスベ、少しポッチャリだったのが若い頃のように、引き締まってちゃんとウエストとヒップが同じサイズという事もない。やっぱり15才まで若返っているようだ。ここに来る前に、目一杯ナイフで刺されたから、服を捲り上げてお腹を見たけど、傷一つ無かった。昔の傷跡も消えている。神様もいい仕事してるわ〜。



今自分がきている服は、ここに来る前に着ていた服のままでサイズはぶかぶかのはずだけど、きちんとサイズ調整されているようだ。



「でもヤッパリ15才で、トラ柄はキッツイか〜。大阪のオバちゃんには定番の服やってんけどな〜。ちょっとしたヤンキーみたいや。これって異世界では受けるやろか?

少しおとなし目の服に着替えた方がええかなぁ」



しかしこんな所でストリップする訳にもいかないし、何処かに着替えが出来るような所無いかな〜とキョロキョロしていたが、「そういや、家も貰える様に言っといたっけ。」




家って何処にあるねん。



あ・・・ここに着いたらステータスを見るように言われていたわ。

確か「ステータス」って言えば良かったっけ。



「ステータス」



いきなり目の前にいろいろ出てきた。これがステータス



名前 : 有栖 百合

年齢 : 15才

レベル : 1

スキル : 異世界言語 異世界文字 アイテムボックス(MAX) 鑑定 ホーム 全属性魔法 料理 裁縫 木工 アイテム作成 鍛冶 釣り 地図作成 探知能力 武芸百般

ギフト : 創造神アスランの加護



なんかいっぱいもらい過ぎ?

ちょっとワガママ言い過ぎたか。ま、いいか、長生きして貢献すればいい事やし。

それにあの神さん創造神でアスランって名前なんや。



アイテムボックスの確認もすると「おおー、ちゃんと旅行バックの中身も入ってるやんか。これで着替えもゲットや。

あとは家・・・このホームってやつやな・・・あ、ホームの取扱説明書も入ってるわ」



なになに、ホームはある程度の広さの所で「ホーム」と言えば出てきます。

最初はリビングとキッチンでリビングのみ、リビングに魔石貯蓄箱があるので、そこに魔物を倒して解体した時に出でくる魔石を入れてください。するとポイントが貯まるのでそのポイントを使うといろいろゲット出来ます。内容は取説の最後に載っています。最初は大した物は載っていませんが、ホームが大きくなればなるほど、ゲット出来るのが多くなります。頑張って下さい。



「何やねんそれ、魔物たおさななんも出来んやん」



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