第29話 ホットケーキに蜂蜜は美味しい。
山を下りながら探知能力を使って、ハニービーがどの辺りにいるのか調べてみる。
5キロほど先に大きな規模の魔物達の反応があったので、周囲を警戒しながら山を降りていく。
ハニービーの所に行くまでにブラウンボアやブラウンベアがいたが、私の蜂蜜にかける情熱の前では、奴らの強さなど屁でも無いんじゃ〜と思いながら、討伐していった。
ブラウンボアは猪に似ていたので、こいつはトンカツや角煮にしたいなんて事を思いながら、倒していたので探知能力で探知できる分は積極的に倒していった。
ブラウンベアも熊は蜂蜜が好きそうだから、自分の取り分が減らないように、これも積極的に倒してアイテムボックスにしまいこんでおいた。
ハニービーがちらほらと見え始めると、風下に回りながら、一匹一匹首を落としていった。
頭に討伐部位の触角があるので頭も体も全てアイテムボックスに仕舞い込む。
一匹がすごく大きいので100匹も集めれば、たっぷりの蜂蜜が取れそうだ。
出来ることなら蜂の巣も欲しいが、蜂の巣を残しておけばまた欲しくなった時に取りに来ればいいかと諦めて、100匹とったところでホームに帰ることにする。
山頂でホットケーキは焼けないからホームに戻り、じっくり腰を据えて料理することにしよう。
ホームに戻り討伐部位を取ってから鉢の針を取り、胸を切り開いて魔石を取り、腹を開いて蜂蜜袋を取り出した。
それを100匹分処理をすると疲れてすぐにねてしまった。
次の日に街に戻り、冒険者ギルドに行き自分が持っていても仕方がない、ハニービーの針やブラウンボアやブラウンベアの魔石以外をほんの少しのお肉を残して売り払ってお金に変えた。
お金が入ったのでいろいろ買い食いをして、気にいった物はちょっと多めに購入して、アイテムボックスにしまい込んだ。
気の済むまでお買い物をしてからホームに戻りホットケーキを作ってバターとハチミツをたっぷりかけて食べることにする。
最近、食事に関しては、あまり妥協は出来なくなってきたようだ。
太りたく無いけど美味しいものも食べたい、だから気合を入れて美味しいホットケーキになるように、気合を入れて作る。
きちんと粉をふるい卵やバターを使いフワッフワのホットケーキを作った。
蜂蜜とバターをたっぷりかけて、一口食べるとほっぺたが落ちそうに美味い。
「メイプルシロップで食べるホットケーキも美味しいけどやっぱり私は蜂蜜の方が好きやなあ、ハニービーちゅう魔物の所為かもしれんけど、コクがあって美味しいわ〜」
蜂蜜が美味しかったので、2枚目を作るのを我慢するのに苦労したが、少しずつよく噛んで食べることで1枚でお腹いっぱいになることが出来た。
「ハニービーの蜂蜜恐るべき、あまりにも美味すぎで食べすぎるとこやったわ。」
ハニービー討伐の時に釣ったイワナもスモークするのを忘れてたから、スモークもしっかりしたいし、明日もしっかり運動して、体型をキープしながら美味い料理を作ることにしよう。
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