第24話 今日こそは、忘れ物は無しで頑張る
翌日
朝の運動を済ませ、朝食を食べてすぐノートを見ながら今日の予定を考える。
街に行くまでの道筋で、魔物を狩ってお金を稼ぐ。
食べられる実や薬草の採取もしておく。
街に着いたら冒険者ギルドで何か依頼を受けてみる。
買い物では必ずチーズ、牛乳、生クリームは買っておくこと。
しばらくは、これを続けてみよう。
気合を入れてホームから出た。
街まで一直線に進みながらも、薬草を採取しスライムを狩り、ウルフに不意打ちされても返り討ちにしながら全てをアイテムボックスに仕舞いつつ、街まで突き進んでいった。
金策の為にはもう少し狩りをしたほうがいいが、今日は何か依頼を受けてお金を貰おうと思うので、そのまま街に入ることにする。
まず、街に着くと露店で買い物をする、魔物図鑑はまだ買えないけどチーズ、牛乳、生クリームは忘れる前に買っておかないと、絶対忘れてホームに戻り後悔することになってしまう自信がある。
認知症には早すぎるから、ただ単におっちょこちょいなだけだが、買い物忘れで料理失敗?はもうしたくない。
美味くもなく不味くもない料理は、食べるのが結構つらいから。
露店をじっくり見ていってチーズと牛乳と生クリームを発見し、買えるだけ買っておく。
お金は乏しくなったが、「今日は狩ったウルフもあるのでなんとかなる!」と言い聞かせて依頼を探しに冒険者ギルドに向かった。
ギルドで金になりそうな依頼を見ていると、良さげな依頼があったので受付まで持っていった。
「これやりたいねんけど、ええかな?」
「《ゴブリンの討伐(50匹)集団で行動しているので、巣を作る前に討伐してほしい。》これで宜しいんですか?お一人でしたよね?大丈夫ですか?」
「大丈夫やよ〜なんとかなるやろ。ただのゴブリンやろ?ゴブリンだけやったら100匹でも今は平気やで、そしたら今からちょっくら行ってくるわ。できたら今日中に帰れるように頑張るわ」
一人じゃ危ないと誰かにごちゃごちゃ言われる前にさっさと出ることにする。
ギルドを出て昼ご飯用のパンを購入してからまちをでた。
依頼書にあったゴブリンの集団を見かけた場所に行ってみた。
周囲を警戒しながら、探知能力を使ってみたら、この場から南に1キロほど先に100匹ほどの集団があった。
近付いて探ってみると、どうやらゴブリンだけではないようだ。
まだ巣は作ってないようだが、こんなに多いといつ巣を作ってもおかしく無さそうだから、さっさと始末したほうが良さそうだ。
気合を入れて、ゴブリン退治を頑張るとしよう。
読んで頂きありがとうございます。




