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第13話 食べ過ぎはダメよ〜ダメダメ

 出来上がったポーションをニヤニヤしながら見ていると、ニーナが「ユリちゃ〜ん、食事が出来ましたよ〜」と呼びに来てくれた。


「今行くよ〜」返事してすぐに一階の食堂に向かう。テーブルにつくとすぐに女将さんが「今日のメニューはクックルのシチューだよ、腹一杯食べな!」とシチューと黒パン、サラダを持って来てくれた。


 ニーナも一緒にテーブルについて「私も一緒に食べていい?」とニコニコ聞いてきた。


「ええよ〜、一緒に食べよ〜」


「今日のシチューは私の好物なんだ〜。多分初めての冒険だったから、お父さん気を使ってくれたんだと思うの〜。お父さん私には甘いから〜」


「そうなんや〜優しいお父ちゃんやな〜。羨ましいわ〜(私はもうお父ちゃんにも会われへんしな〜)、………美味しそうなシチューや」一口食べて、「美味〜い、こんなん食べるの、久しぶりや〜」


「そうでしょ〜、美味しいの〜、お父さんのシチューは、どれもこれも美味しいけど、私はクックルのシチューが一番好き〜」


「美味しすぎて食べ過ぎてしまいそうや〜」


「いっぱい食べて〜」


「ダメよ〜ダメダメ…あかんあかん、あんまり食べ過ぎたらあかんねん。腹八分目にしとかな、年取ってから、ウエストとヒップが一緒のサイズになってまうんや。気をつけな危ないねん、そうゆう体質やし………ニーナちゃんはお母ちゃんは、スリムやし太る遺伝子持ってなさそうやから、腹一杯食べたらいいで〜」


「美容に気をつけてるのね、じゃ、あまり無理強いは出来ないね。確かに私も、お母さんも太った事がないからな〜。お父さんも筋肉バキバキな方だし、私は気にせず食べるよ〜」


「うんうん、食べ食べ…人が食べてるのんを見るのも楽しいし。私はこの美味しいシチューをじっくり味わいながら食べるし、一口50回噛んで食べたら太り難いって言うしな、ゆっくり食べるわ〜」


 黒パンはシチューにつけて食べ、サラダも食べたが、残念なことにサラダは、やっぱりマヨネーズと思ったがそのことは口にしないでおいた。




「ユリちゃんは明日からどうするの?何か依頼を受けてみる?」


「そのつもりや、マヨネーズ作り為にも、圧搾機買うか、植物油買うか、せなあかんから、とにかく金稼がなあかんねん。なんか良い金儲けないやろか?

 あ、ポーション作ったねんけど、これって売れるかな〜………」


「ポーション?…星の数で売値が違ってくるけど安いので1本、大銅貨5枚くらいかな〜。」


 女将さんが横から「商業ギルドで買取してくれるけど、薬屋や雑貨屋、露店なんかでも買い取ってくれたはず。でも、胡散臭いところもあるから気をつけた方がいいよ。商業ギルドで買取してもらったほうが、安心かもしれないねぇ」


「教えてくれてありがとう、明日売りに行ってみるわ…ほな、ご馳走さんでした、ニーナちゃんまた明日な〜」


「うん、またね〜おやすみ〜」


 明日の予定を決めたことでほっとして二階に上がってポーション作りを始めた。

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