表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
容疑者は娘?!  作者: 鈴星
1/2

容疑者は娘?!

第1話

私の名前は柊司(ひいらぎ つかさ)。現在、45歳。現在?ちょっと違うな。ずーっと、45歳。これも何か違う。そんなふうに言うと「永遠に20歳。」みたいな痛い言葉になってしまう。どう言えばいいかな。昨日の時点で、45歳。で、昨日死んだから、昨日から45歳のまま。これでいいか。もう、説明するのって難しい。ってそんなことはどうでもいい。大変なのはその罪が一人娘の秋穂にかかってしまったこと。その罪、つまり私を殺した犯人が秋穂になってしまっている。これは大変でしょ。それに私って殺されたのかな?事故だと思うのだけれど・・・。


「秋穂!お風呂空いたよ。入っちゃって。今日はお父さん出張でいないし。」

「・・・。」

返事くらいしたらいいのに。反抗期だからって腹が立つ。今年高校に入学した秋穂は中学の頃から反抗期。何を言っても無視、何を聞いても無視、無視無視無視。高校生になったらマシになるかもなんて淡い期待があったけど、今のところその兆しは無し。えっ、気付いた?無視と無しかけてるって。親父ギャグって?残念でした、私はおばさん。いやいやお姉さん。うっ、自分でも痛いな。あっ、話が飛んだ。話を戻すと親子の仲が悪いのが近所でも噂になっていて、私が死んだ時に一緒にいた娘が疑われた。どうしたらいいのだろう。死んでしまった私には何も出来ないのだろうか?よくドラマやアニメで死んだ人が転生したりするけれど、転生しても仕方がないし、誰かに乗り移るのはどうだろう?そんな事出来るのかな?とりあえずやってみよう。私は自分のお葬式に来てた5歳下の妹に乗り移ろうと手を伸ばした。当然ながら、想像してた通りすり抜けてしまった。やっぱりドラマみたいにはいかないか。さてさて困ったぞ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ