4話 譲渡と不正
題名にフェンリルと書いてるのに出番が少ない話しが続くかも?
お読み下さい。
4話 譲渡と不正
シサキス領都が見えて来た。
街を守る為の高さ10メートル位の城壁がある。
街の正面の門が南門で反対側が北門があると説明を受けてた。
街の人口は約3000人で郷土騎士が約30人である。
公爵家からの執政官が8人と騎士20人がメインでこの街を治めている。
子爵家と交代で公爵家に戻るらしい。
南門に公爵家の騎士の出迎えがあった。
アンジュ子爵の護衛騎士のリーダーが挨拶を交わし門をくぐり抜けたら広場が有り広場の先に北に向かうメイン通りが有る。その通りを進むと街の中心地に塀が見えて門を通り過ぎたら落ち着いた庭園が見えそして洋風の屋敷が見えてきた。
屋敷の玄関前には執事服の男性数名とメイド服の女性数名とちょっと貴族ぽい服を着た男性8名と騎士18名が両サイドに並んでる。
貴族ぽい服を着た男性1人が前に出て来て「アンジュ・サリブ子爵様!お待ちしてました。お疲れでしょう。どうぞ屋敷の中へ。」と言い皆を誘導した。
玄関ホールは広く正面に2階に上がる階段が有り、左右には廊下がある。
右の廊下に進み1つ目の扉を開くと20人位はくつろげそうな客間みたいな部屋に入った。
上等なソファーと木製の上等な長いテーブルと椅子がある。
部屋に入ってきたのはアンジュ子爵と執事長のゼクスさんとメイドのマインさんにアンジュさんの騎士のリーダーの人と公爵家の貴族ぽい服着た8人と騎士のリーダーぽい人が入った。
『『私と小恋ちゃんはここに居ても良いのかぁ?』』と不安になる。
ゼクスさんに聞いてみた。
「ゼクスさん、私と小恋ちゃんはこの場に居ても良いのですかぁ?」
ゼクス「コノカさん、大丈夫ですよ。こちらの席にお座り下さい。」と言い席を引いて誘導してくれた。
アンジュ「コノカさんは私達の命の恩人ですから。お気になさらず寛いで下さい。」
好花「アンジュさん、ありがとうございます。ゆっくりさせてもらいます。」
屋敷のメイドさんが皆さんに紅茶を出してくれた。
見るからにカップは上等な感じがする。
落とさないように気を使いながら紅茶を飲むと「美味しい♪」と感想が漏れてしまった。
メイドさんがニコッと微笑んでた。
少し寛いでたら貴族風の服を着た人の1人が紙?を筒状にした物を何個か持ってきてアンジュさんとゼクスさんに説明をしだした。
内容は領土領地の境とか?税関係とか?備蓄の小麦等の量とか?街や村への予算配分とか?現在進行形の懸案とか?
色々ですわ。
ゼクスさんがある紙?を見てる時に「この数字は可笑しいだろ!」と怒鳴った。
アンジュさんも子爵家の騎士のリーダーもマインさんもゼクスさんを見た。
ゼクス「何なんだ!この税の残金と備蓄食糧の数はっ!譲渡の条件で先の公爵様のこの領地分はアンジュ様に譲られる決まりであろう!」と怒鳴る。
公爵家の貴族風の服を着た男性の1人が「これがここの現実です。」と言う。
その紙?の内容をアンジュさんと騎士のリーダーとマインさんも確かめて三人とも怒り顔になっている。
好花「すみません。私にも見せてもらって良いですかぁ?」
アンジュさんがその紙?をマインさんに渡しそれをマインさんが私の所に持って来てくれた。
その紙?を見るとあれ?読める。日本語やん。
好花は一通り読み「すみません。もっと詳しい財務関係の書類と備蓄関係の書類を見せて下さい。」
公爵家の貴族風の服を着た面々が嫌な顔をする。
その内の1人が「我等が嘘の報告書を示してると言うのかぁっ!」と怒鳴る。
ゼクス「これが正しいのなら関わる書類を持って来い!」
公爵家の騎士のリーダー「子爵家ごどきが公爵家に関わる我等にとる態度かぁ!」と言いながら剣を抜こうとグリップを握る。
アンジュさんの護衛騎士も剣のグリップを握り何時でもアンジュさんを守れるようにする。
貴族風の服を着たリーダーが「無礼打ちにしてもいいんだぞ!」と脅す。
小恋ちゃんが好花の頭の中に話す「好花!あの人達の気が禍々しいよ。」
好花「小恋ちゃん、あの人達を捕まえたいから協力して。」
小恋「殺さずって難しいよ。」
好花「絶対に殺したらダメだかるね。少しの怪我なら良いけどね。」
小恋は「わかったよ。」と言う。
好花はアンジュさんの護衛騎士を見て目が合った時に小太刀の柄を握るのを見せた。
好花と小恋とアンジュさんの護衛騎士は動き好花は剣を握る公爵家の騎士の手首を斬りつけてから後ろに周り峰打ちで軽く後頭部を打った。
部屋におる貴族風の人達を捕まえるように護衛騎士に言い好花と小恋は部屋を飛び出し公爵家の騎士達を軽く斬り峰打ちで動けなくしていく。
小恋も体当たりや前足の爪で騎士達を動けなくしていく。
アンジュさんの護衛騎士達に倒れてる公爵家の騎士達を捕らえように言い残りを探して捕らえた。
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