1:はじまり
新連載です、よろしくお願いします。
きままに連載していきます。
俺の名前は灰峰理桃、りとうではなくてりとだ。
特にラッキースケベを起こす特技もなく平凡な高校生にすぎない。
ただ、ありふれにありふれた平凡にすぎない俺が異質な所があるとしたら過去四回異世界へといったことだろう。
チートを授かり無双を……そんな儚い思いは一度目の転移時に打ち砕かれた。
一度目の転移は神様にチートを授かり召喚! でも、王族に頼まれて召喚! でもない。所謂ラノベ的な方法で行ったのではなく気づいたら異世界へといた神隠し的な方法で俺は異世界にいっていた。
当然俺は混乱した中学の帰りに気づいたらジャングルのごとき密林に現れたんだ。混乱しかなかった。はじめは異世界にいってるとも気づけなかった。直ぐに地球ではありえない異形を見て異世界だと強制的に理解させられた。
その時の俺は恐怖を抱いたと同時に興奮もしていた。なんせ異世界だ。力を手にしたんじゃ! と興奮していたね。だが実際に異世界にいった当初は自身の力なんてわかりようもなかった。都合よく自分の力をステータス化して可視化してくれるシステムなんぞなく、かといって筋力が上昇している実感もないまま俺は生きてきた。まぁ、結局その後も俺はチートなんぞ授かってなく、そこの世界で魔法を学び、仲間を作ったりと紆余曲折を経て地球へと帰った。
異世界で過ごした時間は関係ないようで、その時の俺は学校の帰宅路に佇んでいた。
二度目の異世界転移は、一年後の中二の夏だった。一度目の世界と似た魔術とやらが存在する世界だった。他にも違うのは様々な種族がいるってことか。
幸い、一度目の記憶はクリアに残っていたため混乱は少なかった。
言語に関しても一度目の世界の魔法のお陰で問題なく過ごせた。
ただ、そこでも俺はチートを授かることなく、普通のスペックしかなかった俺はそのまま普通に過ごした。
そして、また気づけば俺は地球に戻っていた。
三度目の転移ともなると俺に混乱はなくその時の俺は即座に世界の把握に努めた。
三度目の世界は魔法は一部でしか存在せず、氣と呼ばれるエネルギーを元に活躍する、仙人が溢れる肉体メインの世界だった。
そこでもチートを授かることなく俺は過ごしていった。
この時にはチートなんぞ期待すらしてなかったと思う。
そして、俺は異世界から地球へと帰還していた。
そして、それから数ヵ月後にまた俺は異世界へと転移していた。一年に二回は珍しいなと呑気に考えながらいたその世界は異星人溢れる宇宙を舞台にした世界だった。
様々な超能力や、宇宙技術で作られた見たこともない科学兵器、危険度でいえば一番高い世界だった。そこでも俺は何度も何度も死にそうな目に遭いながらも平凡に過ごしてきた。そして、気づけば地球へと帰還していた。
……これが中学生の時の俺の体験談だ。
お分かりの通り、俺はここ三年連続で異世界へと赴いている。
となれば、高校生となった今も異世界転移する可能性はある。
中学生になってから転移が始まったため、中学生限定という事はあるが身構えてしまう。
「おはよ理桃!」
「おはよ、青山」
高校生にもなれば可愛い女友達もできる。
中学時代が嫌な思い出の分、高校では楽しみたいのが本音だが、転移はこっちの都合なんぞお構い無しに訪れる。
その日、不安は的中し俺は異世界へと転移した………………………………………突然現れた魔方陣にクラスメイトと共に転移した。
明日も投稿します!




