番外編 1 神様、ポチとかタマジャに怒られました
『おい。我らがダンジョンに行ってる間に終わりとは、納得せんぞ』
『そうだよ~ おいらも聞いてないよ~』
『主殿、わしなどお主の従魔になって間もないと言うのに、終わりは無かろう』
『あるじ~ あるじ~ ジャルラの出番もうないの?』
『ジャル。この話は終わりらしい。わしらも解散だ!』
『じゃ~ あるじの美味しいご飯が食べられないの?』
『そういう事だな』
『わしは認めんぞ。美味い飯が食えるから来たんじゃ。まだまだ主殿の飯を食い足りんわ』
『そうだよね~ おいらもねぇ~ ご飯が無くなるのは嫌だな~』
(わしも出番が無くなるのは嫌なのじゃ……)
なんでジジィまで出てくるんだよ! それに、オレに言われても分かんないし……
それと、終わったのは本編で番外編もあるらしいから解散は大げさだよ……
『じゃ~ あるじの美味しいご飯たべられるの?』
ジャル~ ちゃんと食べさせてあげるから大丈夫だよ。
『ほんと?』
本当だよ~~
『それなら問題ないのう~。のう、主殿』
『おいらも安心した~』
『ふん。それならそうと早く言え』
早く言えって……いえる感じじゃなかったよね……
『そんなこと知らん』
(わしの出番も約束されとるんじゃろうのう?)
多分無いと思うよ……
(ナント!)
『よし、飯の心配が無いなら狩りに行くぞ』