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第五十四話 神様、ジャルちゃんと会話が出来ました

ジャルちゃんの希望で従魔にするため、冒険者ギルドで従魔(ペット)登録を済ませた。


『あるじさま。よろしくお願いします』

へっ?誰の声……

『ジャルラです』

なんで声が聞こえるの……

『従魔契約を済ませたからであろう』

ポチ…わざわざ分析ありがとう……


とにかく、みんなにも紹介しなきゃだね。


今日から従魔に加わったスライム族の王子でインファンテ・ジャルラちゃんです。

イーカン神が勝手に連れて来たけど、ジャルラちゃんの希望を確認した結果、ここに居ることになりました。

躯体が小さいので、色々な意味で気を付けてあげてください。



『あるじさま、僕は何をしたら良いですか? 掃除でもしましょうか』

「そうじ??」

『うん。ジャルラはね、何でも消化できるの。だからお掃除は得意。家でもしてたよ』

「別に何もしなくていいんだよ」

『ジャルラね、あるじさまのお役に立ちたいの』

「あぁ~ なんて可愛いこと言ってくれるんだ」

『あるじさま。なんかない?」

「なんかって…… あっ!ちょっと待ってて」って、ことで、空間収納からネットショッピングで購入したときに出たゴミを一つだし、ジャルちゃんに差し出した。


「この星の物では無いけど、これも大丈夫?」

『大丈夫だと思うけど……食べてみるね。』

「無理はしなくていいからね。ダメなら吐き出してよ」

『……大丈夫みたい。ってか、もっと頂戴』

「えっ?もっと??」

『うん。なんかね、元気になってくる気がするの』

「元気になる?」

『うん。体の奥から力が湧いてくる感じ。だからもっと欲しいの』


もっとって言われて、空間収納の奥にしまってあった地球産のゴミを出したら、全部ジャルちゃんが処理してくれて今まで溜まった分が無くなりスッキリ。オレも凄く助かったよ。ありがとうジャルちゃん。

だけど、自分よりも大きな物まで一飲みなんて、さすがにビビったよ。それに、見る見るうちにテニスボール程のジャルちゃんがハンドボール位までに大きくなったんだ。


しかしだけど、これで地球産のゴミ処理が解決できるかと思うと、内心嬉しくも有り、ジャルちゃんに感謝したよ。これからもよろしく。その代りに美味しいご飯もいっぱい食べさせてあげるからと心に誓った。


『あるじさま。もうないの?』

「もう無くなっちゃった。ありがとう。もう少ししたらご飯にするから待っててくれるかな。」

『美味しいご飯がたべれるの』

「そうだよ。たくさん食べて良いからね。だからもう少し待ってて」

『わかった~』


『おい、我はすでに腹ペコだ』

『おいらもだよ~』

『わしも飯がくいたいぞ。主殿よ』


あぁ~腹ペコトリオを忘れてた……


「今から作るからもう少し待っててな」

『何を作るつもりだ』

『お肉が良いなぁ~~』

『わしも肉を所望するぞ』

『ジャルラはねあるじさまが作ってくれるなら何でもいいよ~』


はぁ~ ジャルちゃんは癒し系か……可愛い


今日は、ダンジョンで収穫したドロップ肉で、ワイバーンの肉を使ったカツにした。チキンカツのような食感と味だ。

ケチャップとウスターソースにハーブを加えてスパイシーな特製ソースを掛ければ出来上がり。


『あるじさま~ 美味しいよ。スゴク美味しい』

『こ奴の飯はいつも美味いぞ』

『そうだよ~。おいらはこのご飯で従魔になったんだよ~』

『おぉ~タマもそうであったか……』

『ミタマだよ~~』

『ジャルラもしあわせ~』


もぅ~ ジャルちゃん……たくさん食べてね~



「店長……私たちもまだ居るんですが……」

「そうよ。ケンモさん。私たちには無いのかしら」

「僕も食べたいです……」

「私にもご馳走してくださいますよね」

「同感です」


…………忘れてたよ……


結局みんなの分と明日の弁当分も作り終え、やっとゆっくり食べることが出来るのであった……

   










(ケンモよ……わしも食べたいぞ)

なにを?

(ワイバーンのカツじゃ……美味そうに食いおって……)

美味しかったよ

(だから、わしも食~べ~た~い~~~~)

材料そこ……

(…………)


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[気になる点] ここまで読ませていただきましたがほとんどが「とんでもスキルで異世界放浪メシ」パクリですよね? 異世界物で多少設定が似通ってしまうのは致し方ないとは思いますが、チートスキルがネットショッ…
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