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第十一話 神様、やっと出番ですよ

「イーカン様、今日は冒頭から出番ですよ。って、なんで涙目なんですか?」

「やっとわしの出番が来たんじゃ。待っとんじゃよこの時を」

「泣くほど嬉しいんですね。善かった善かった。ところで、早くネットショッピングの使い方を教えてください」


イーカン様が取り出したのは、タブレットだった。


「特別に充電も不要。故障・破損の防止加工もしといたぞい」

「時間無いから早く…」

「せっかちじゃのぅ~ せっかくの出番なんじゃ… もっとゆっくり出番を味わいたいのじゃ~」

「いや、あと一時間しかないから…」

「客に流されて予定を変更するからじゃ」

「そうだけど… もう早く!」

「わかった。おしえるわい」


イーカン様曰く、使い方は地球と同じ。

お金は充電用の差込口らしき所が大きくなっていて、そこからお金を投入すると資金がチャージされ、買い物が出来るということだ。

直近の売上げ金から資金チャージして、早々に食パン20斤を選択し確定した。

残高が減ったと思ったら、いきなり目の前にダンボール箱が現れた。


おぉ~こうやって届くのか。


早々に開け食パンを取り出すとサンドイッチ造りに全精力をつぎ込んだ。


なんとか、予定数の8割を作ったところで15時となった。

ここからは、見切り発車。整理券を持った客だけなので混乱は無かったが、

数が足らずに作っては出し作っては出しで、全ての作業が終わったのは17時だった。



「お主も間抜けよのう。食パンじゃなくて初めから出来たサンドイッチを買えば楽じゃったろうに」

「その手があった~~。ガックリだよ。それより、何でもっと早くタブレットくれなかったの?」

「忘れとっただけじゃ。悪気はないぞい。決して出番が貰えんかったからではないぞい」

「はいはい。出番が無かった仕返しね。」


何とか初日を乗り切ったけど、まだ9日もあるんだよなぁ~?

だれだ10日って決めたのは…オレが死んだらこの話も終わるってことを作者は知ってるんだろうな…

まったくよ~。


しかし腹減ったな。ネットで何か買うか。検索しよう。

おっ、三ツ星レストランのシェフ監修、シーフードカレーか… これにしよう。

あとは米。これで良し【決定】と。


美味しくカレーをいただいた。


食休みを取った後、今日の売上を確認した。

日替わりサンドは開店の100個と追加の300個

宿泊客に80個。それと10室の宿代で売上金は8800ギル。


幸先のいいスタートが切れたな。


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