いつもとは違う日
第1話
今日はいつもとは違った。
私は親の顔を知らない。生まれたときからこの場所にいてここで育った。いつも同じものを食べ同じことをさせられていた。食べもの味は分からず、食後は四角い部屋につれていかれ台の上に乗せられた後、体の色々な場所に管がつけられ色々な色の液体を流された。幼い頃は液体を体に入れたとき息もできないほどの痛みが一週間体中にはしり続けたが、今では苦痛もなくただ寝ているだけ。
ただこの生活でも楽しい時間はあった。他の子達と闘う事だ。ここでは他の子供達と毎日瀕死になるまで闘わないといけなく、ときどき死ぬ子もいる。闘う理由はわからないが、他の子と闘う度に自分が強くなっていくのを体感するととても嬉しく楽しかった。ただ時々死にそうになることもあったけど。死ぬのは怖い、だけどそれよりも強くなりたいという欲の方が強かった。
今日もいつもと同じように日になると思ったが違った。体に流される液体がいつもより多く、色も増えていた。痛みは今までで一番強く、最初は耐えれると思ったが私はすぐに気を失ってしまった。
「おい、起きろ」
その声で私は目を覚ましたが、激痛で何がなんなのかわからなかった。
「誰かこいつに回復魔法をかけてやれ」
また同じ声音が聞こえ激痛が少しひいたが体を動かすことができなかった。
「動けるか?」
うめき声の様な返事返すと声の主は私が動けないとわかったのか私を肩に担いだ。そこでまた激しい激痛が私のことを襲い私はまた気を失ってしまった。




