ノイシュタイン城
■ノイシュタイン城
ノイシュタインにある山の中腹にある古城。
そのあたり一帯を領地とする領主の居城でもあります。
冒険者の間では魔王が住む「悪魔の城」として有名です。
敷地全体を3m以上の鉄柵で囲まれていて、容易に侵入できない造りになっています。
1組の勇者が城に入った時点で正門は閉ざされてしまうため、次のパーティが到着してしまった場合は前のパーティの決着がつくまで入ることができません。
正門から正面玄関までの道には台座付きのガーゴイルの石像が並んでいます。
勇者が来ている時はその像がなくなるため、それが勇者が来ているか否かの判断になります。
但しこれは魔族から見た場合の変化で、人間である勇者の目の前で石像が消えたりすることはありません。
※勇者側からは、ガーゴイル不在時も、魔力で石像の幻影が並んでいるように見えています。
その魔力が失われた時は、台座だけに見えるでしょうが。
月1回、庭師が入って木の剪定をしています。
裏庭には薔薇園があり、中央に小さな四阿があります。
薔薇園の先には物置小屋のような小さな小屋があります(作中表現なし:没ネタで登場)。
さらに奥の庭木戸から裏山に入った先には桜の木があります(番外編・桜宴Ⅰ、Ⅱで登場)。
正面玄関から中に入ると玄関ホール(3階部分まで吹き抜け)です。
魔王と勇者が対峙する場所でもあります。
本来ならラスボスがいる場所は城の最奥が定番なのですが、居城としての役割もあるので手前に設置されています。
ホール中央には城2階部分へつながる階段があり、途中の踊り場の壁には石造りのレリーフが埋め込まれています。
※レリーフはその時の魔王の家の紋章が入ることが多く、今はメフィストフェレスの紋章(鳥が羽根を広げた形と称される)が入っています。
階段は踊り場から左右に別れ、向かって左側の扉から先にテラス及び外廊下、その先の階段をさらに進んだ先に領主の執務室等の業務スペースがあります。
右側の扉から先は客間などの普段使わない部屋が並び、そのかなり先が城住人の居住スペースです。
業務スペース、居住スペース側にも連絡通路があるので、わざわざ玄関ホールまで戻らないとそれぞれの場所へ行けない、ということはありません。
※業務スペース、居住スペースと連絡通路でロの字型になっています。
テラスは硝子扉で庭と隔てることができます。
冬以外は硝子扉は取り除かれています。
坂をそのまま利用して建てられているため、正面から見ると1階部分に見える玄関ホールは裏側居住区から見ると地下、テラス・外廊下のある2階部分が1階というわかりにくい構造をしています。
作中では他に食堂、書庫、食料庫、配膳室などが出てきます。