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聖女

■聖女について


 この世界の人々(人間)の間で信仰の対象とされているのが聖女です。

 正式には「ロンダヴェルグの聖女」といいます。

 町や村にある教会には彼女の像があり、人々はその像に祈ります(キリスト像のようなものです)。


 この「聖女」は信仰の対象としての偶像ではありません。

 本人は聖地であるロンダヴェルグの教会にいました。過去形なのは最後の聖女が100数年前に行方不明となり、次の聖女が決まらないままになっているからです。

 ただ、消えたと言うことが一般の人々に知られると混乱するので、今でも実在していることになっています。


 聖女も魔王と同じく、何百年もの昔から世代交代して続いてきました。

 前の聖女が亡くなると神託が下り、次の聖女が現れます。前の聖女の縁者や亡くなった土地の近辺に現れることが多いとされています。

 今回のように生死不明の場合は神託が下りないので(聖女が生きている扱いになっているため)、最後に消息を絶った場所の付近に住む娘を次の候補と定めて、後継者を探しています。


 魔族を滅する力を持つのは人間では聖女ひとりだけなので、今の聖女不在の世界では魔族の横行を止める者がいません。

 天使という存在もいるにはいますが、彼らは人間界にそれほど干渉してきません(ほぼ放置)。下手に干渉して魔族との全面戦争に飛び火するのを避けるためではないかとも言われていますが、真偽は不明です。


 人間たちも武器を作っていますが、天使や聖女の力ほど確実な抑止力はありません(それでもただ狩られるだけの頃に比べれば段違いですが)。


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『魔王様には蒼いリボンをつけて』本編
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