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魔族

■魔族


 人間側からの呼称は「悪魔」です。

「魔族」とは魔族側とそれに準じた者 (ルチナリスなど)からの呼称になります。

 自ら「闇の眷属」と名乗ることもありますが、夜行性ではありません。



 見た目は人間と同じですが、魔族は人間よりずっと長命です。

 数千年の齢を持つ者もいます。

 ヴァンパイアがひとを噛むことで仲間を増やすように、魔族には人間を一族に迎え入れるための儀式というものがあります。しかし成功率が大変低いので、あまり行われることはありません。 



 魔族はそれぞれ生まれながらに魔法属性をひとつ持っています。

 その属性の魔法なら詠唱なしに発動することができます。

 それ以外の属性魔法を使うことはできません。

 属性魔法以外に、結界のような無属性の魔法もあります。こちらは人間と同じように詠唱することで発動します。

 (※魔法の項参照)



 魔族は人間を餌として狩ります。

 人間が口にするような一般的な食料も食べますが、人間の血肉は(魔力の源としても)最上級の美味とされています。

 しかしそれぞれ好き勝手に人間を狩るといろいろと問題も起きるので、魔族内では各家の領地(あくまで魔族側で勝手に決めた領地=狩場で、そこに住む人間側が了承しているわけではありません)内でのみ狩りをすることが許されています。

 ※ただし、低級魔族(例に上げるとすれば野生の熊などに準ずるもの)は家や領地などに関係なく人間を襲います。


 最近は人間のほうでも武器開発が進んだため、人間狩りは以前に比べて減っています。

 それが人間の血肉をさらに貴重品にしています。


 魔族が人間を狩る=魔族は人間の敵。魔王は魔族の王。その魔王を退治してしまえば魔族の横行も無くなる。

 そんな考えから、勇者は魔王討伐を目指します。

 実際には魔王を退治したところで人間狩りはなくならないのですが。

 (※魔王の項目を参照)



 魔族は名前を付ける習慣がありません。

 お互いには身体的特徴(羽の色、目の色など)で呼び合います。

  ※一例として、アイリス、青藍などの呼称は目の色からとられています。


 しかし第三者の話題に名が上って来るあたりになると決まった名前がないと不便なので、生まれた時に決められた呼称で一生呼ばれることが多いです。

 ※たとえば「アイリス」はヴァンパイアの妹姫を、「青藍」はメフィストフェレス本家の次男を指す、というのは既に共通認識となっているので、名前のように誰からもその呼称で呼ばれることになります。


 が、ガーゴイルなどは個々を特定する必要性がないので、決まった呼称は持っていません。

 グラウスのように途中で名前を変えてもなんら問題にはなりません。

 アンリのように人間界で使っている名前をそのまま魔界で使っても一向に構いません。

 プライベートの呼称とは別に、公として「〇〇侯爵」や「〇〇夫人」という呼称で呼ばれることもあります。


 

 魔族の主な生息地は魔界ですが、人間界にも存在しています。

 低級魔族を除いて言えば、人間のふりをして人間に混じって生きている者と、別荘のように人間界にも家を持ち、たまにやって来る者の2種類に分けられます。

 ※前者の例としてはグラウスの実家、後者の例としてはアーデルハイム侯爵が挙げられます。


 魔族にファミリーネームは存在しませんが、人間界にいる時はファミリーネーム(魔族としての一族の名前ではありません)を名乗ります。

 本編で名乗る機会がないので明記していませんが、青藍も人間界用のファミリーネームは持っています。


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◆◇◆
お読み下さいましてありがとうございます。
『魔王様には蒼いリボンをつけて』本編
はこちらです。
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