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第三十九話

~第三章~

第三十九話『東京迷宮 雷光の遺跡・超光速の戦い その11』



これは、次に繋げる感じですかね??

ワタシの唯ちゃんとのランデブーは今度じっくりとお話します

それでは、ノゾミ様の様子をどうぞ~!!


アクア(ノゾミ様、唯ちゃんからの伝言です・・・自分の練習風景を実況して欲しいと??)

ノゾミ(ノゾミのですか・・・わかりましたぁ~!!)


なんだか、わかってませんが・・・

ノゾミが自分の走っているところを伝えるんだって~


エンシア(何を独り言をしとるんじゃ!?)

エルード(・・・予定調和でしょ?? アクアちゃんから引き継いでのだよね??)


ノゾミ(あ、はい・・・アクアさんから、唯さんの伝言をもらったの)


エルード(まあ、自分の走りを伝えるだけでいいから・・・じゃあ、丁度いいからおさらいしとく??)


ノゾミ(うん!! 二人のアドバイスをおさらいしたいです~)


優しくも厳しく、エンシアさんとエルードさんから

走りの極意を伝授されていました


グリーン(ノゾミの出番ですわね~!? 自分はここをパワープッシュですわ!!)


エルード(あんた?? ひいきしすぎじゃないの~!!)


グリーン(当然ですわ・・・恋人ですもの、ひいきしないでどうしますか~!!)


ノゾミ(グリーン・・・少し、キャラ壊れ気味だって~!?)


ノゾミを愛してくれるのは嬉しいけど

ちょっと、グリーン怖いよ・・・

何か必死なのは、どうしてなのかな??


エンシア(グリーンよ・・・もう、ノゾミだけの専属でいいのではないか??)


エルード(それは、公式ではギリギリなんだよ・・・な??グリーンも苦労してるんじゃないのか)


グリーン(そうですわね・・・そうでもないかもしれませんわ、楽しくやってますわ~♥)


エルード(少しだけ、エルちゃんに近く感じるのは・・・記憶が欠落しているからかな??)


グリーン(それだけでは、ないかもしれませんわよ・・・エルード様~♥)


やっぱりグリーンがいつもと違う気がする・・・

どうしちゃったのかな??

元に戻っているわけでもないし・・・何かが影響しているのかも


ノゾミ(グリーン・・・疲れてるみたいだし、少し休んでていいよ??)


グリーン(自分は問題ありませんわよ!!)


エルード(まあ、練習段階ではグリーンは見学だけで問題ないよ・・・走行以外の時間で忙しいんだから)


グリーン(わかりましたわ・・・エルード様、エンシア様よろしくお願いしますね)


本人は大丈夫だった言ってるけど、やっぱり心配です

身体というより、心がです!!

何か変化が起こっているのかはわかりませんが、とにかくです・・・

ノゾミはグリーンのこと、心配なんです


エンシア(ノゾミの優しさは伝わっていると思うぞ・・・わらわもエルちゃんの心を心配していた時期もあったからな、少しだけでも気持ちはわかるかもしれぬ)


エルード(エンちゃん・・・恥ずかしい事言わないのよ、それでなくても最近・・・涙もろいんだから)


エンシア(くくくっ・・・わらわは知ってて言ったんじゃ、泣かせに走ってみた)


エルード(ちょっと~ノゾミの前で泣かせてどうする気よ!! サポートどころじゃなくなるって)


何だろう・・・子供同士の会話には思えないんですが

容姿は幼子なのですが・・・女神となると時間が止まるんですか??


ノゾミ(あの・・・お二人は、幼子に見えるのですが・・・実際どうなんでしょうか??)


エルード(ふふふ、それを聞いちゃう!! ノゾミは後悔する事になるよ・・・)

エンシア(別に構わないではないか・・・変な誤解があっては、レースにも集中できんじゃろ??)


エルード(ううっ・・・もう~!! 面白みが無いじゃん!! 全くぅ~わかったよぉ)

エンシア(すまんなノゾミよ、エンちゃんは戯れが好きなだけじゃ・・・女神となった存在は、年齢という概念は無くなるんじゃ、到達した時点の容姿がそのまま残ることになる)


ああ~やはりでした・・・

でも、幼子の女神という事は

かなり優秀だということですかね

しかし、喋りが何とも不思議です

エンシアさんは、どこかの訛りとかですか??

それとも高貴なお生まれですか・・・

エルードさんは、年相応ではあるんですが

内容が大人みたいというか・・・おばさまのような感じがします


エルード(ノゾミには、同じ属性だから特別に教えてあげるよ~♪)

ノゾミ(はい、お願いします!!)


エンシア(わらわは、15歳で女神となった・・・比べるモノがおらんかったが、平均よりも幼かったらしいな・・・後で調べてわかったが)


エルード(エルちゃんの年齢はずっとヒミツなの・・・特殊な身体でね10歳の時点でそのままだったから、その後に女神へなった時点でも見た目は10歳のままよ)


半分、理解しました・・・

追求はしない方がいいみたいです

エルードさんの視線が怖いからです


ノゾミ(エルードさん、ビジョンを駆使してまでノゾミを制したいですか??)


エルード(うん~♪ あなたには、光属性の女神として・・・ちゃんと覚醒して欲しいし、そうしたらコッソリ教えてあげるから・・・それまで我慢してね~!!)


エンシア(エルちゃんの女神になった時の年齢を知る者は少ないぞ・・・本人以外はわらわとラインとリーアに一華くらいか・・・ごく親しい女神だけじゃ)


ノゾミ(ノゾミもその中に入れてもらえるのかな??)


エルード(多分ね~♪)


何か、未来の親しい知人となる事が決まったみたい

・・・女神として不安になったら、色々相談してもいいかな??


エンシア(今の間の走りで、基本的なデータは取れたぞ・・・速さは若干じゃが、安定感がある分決勝で上位を狙えるじゃろうな・・・期待しとるぞ!!)


エルード(・・・エンちゃんの仕事は凄いよぉ~!! 元皇帝陛下だし・・・まあ、独裁じゃないけどね)


皇帝陛下!?

嘘・・・そんな身分な方がノゾミのサポートをなんて

大丈夫かな、失敗したら消されたりしないよね


エンシア(元じゃ、今はただの女神だから謙遜するな??)


ただの女神と言われても

神に仕える身としては・・・

そちらの方が謙遜しますって~!!


エルード(シスターだったよね・・・エンちゃんもエルちゃんもお友達くらいに思っていいから、大丈夫よあなたの信仰するフォーディさんとは違うからね)


ノゾミ(わかりましたと言いたいですが・・・難しいです)


皇帝陛下も女神もどちらもというエンシアさん・・・いえエンシア様ですね

エルードさん・・・エルード様です

もう・・・お友達とか神的なお方とはノゾミには難しいですって~!!


エルード(逆効果だったか~もう、面倒だから・・・次の周回でピットに帰ってきてよ!!)


ノゾミ(え・・・はい、わかりました)


急に態度が急変してしまいました・・・ノゾミの反応が気に入らなかったみたいです

ううっ・・・だって~女神様相手にお友達なんて、無理ですって


そんな事言っても、今は仕方ないので

とりあえずピットに戻りました


エルード(一旦、降りてきて~??)

ノゾミ(・・・わかりました)


車から一度降りました

ソウルカーは思った以上に、体力を消費するみたいで

出てきた瞬間、クラっと倒れそうになってしまって・・・


「あらっ・・・ノゾミ大丈夫??」


「すいません、エルード様」


小柄なエルード様に支えられてしまいました

ノゾミも小柄な方ですが、更に小さいエルード様は・・・流石は女神ですね


「グリーンには悪いけど、様なカンケイは嫌なの!! 同じ属性だし、親しくしたいじゃん・・・」


されるがままにノゾミはエルード様にキスされてしまいます・・・

これは、スキルですかね??

疲れを癒してもらえたんでしょうか・・・!?


「エルちゃん・・・強引は嫌われるぞって、そこも含めてか!?」


「だってぇ~折角の光の女神だよぉ、仲良くしたいじゃない??」


薄れる意識で何となく聞こえる会話だった・・・

で、すぐに気がついて目覚めたみたいなんだけど


「ノゾミ大丈夫??」


「あ、エルちゃんさん!? ん?? ノゾミどうしちゃったんだろう・・・」


エルちゃんさんって何??

倒れた時に頭打ったのかな・・・


「ちゃんにさんはいらないよね・・・こっちもノゾちゃんって呼ぼうかしら」


「え、う、あ・・・そうですよね、エルちゃんですよね・・・あはは、ノゾミまだボーッとしてて」


あれれ??

頭の中がグルグルしてる・・・

さっきまでの事は普通に覚えてるんだけど

何かが、おかしいよぉ~?!


エンシア(そなたにのみ聞こえるようにしておる)

ノゾミ(あ、はい・・・)


エンシア(さっきなエルちゃんがキスしたのは覚えとるか??)

ノゾミ(さっき・・・は、はい♥)


エンシア(わらわは少しだけ、嫉妬しておるが・・・それはいいとしてじゃ、その際にスキルを施されとる・・・忘却と改ざんのスキルをな)

ノゾミ(忘却と改ざんですか??)


エンシア(そうじゃ・・・そなたと親しくしたいと、わらわとエルちゃんを信仰対象としないようにじゃ)

ノゾミ(女神の・・・!? すいません、ノゾミは変な気を使わせてしまったんですね)


エンシア(エルちゃんが悪いから、ノゾミが悪く思うことはないぞ)

ノゾミ(ですが・・・)


エンシア(ちなみに、この会話の最後に・・・エンちゃんと同様にわらわもキスして改ざんしてしまうぞ)

ノゾミ(そこまでして、ノゾミと親しくしてくれるんですか??)


エンシア(エルちゃんの希望なら、わらわも同じじゃ!!)

ノゾミ(わかりました・・・では、素直になれないと思いますから)


エンシア(申し訳ない・・・察してもらえて助かるぞ)


ノゾミは目を閉じて

エンシア様のキスを受け入れた・・・


「ちょっと~!! 何でエンちゃんもキスしてんのよ!!!」


「エルちゃんがしっかりと伝えないのが悪いんじゃ、ノゾミにちゃんと話はしたからな」


完全に記憶は消さなかったんですね

でも、心はしっかりと仲良くできるように改ざんされています

エンシア様、感謝致します・・・


「エルちゃん、エンちゃん・・・ノゾミ頑張りますよ~!!」


「素敵な笑顔じゃ・・・期待しておるぞ、ノゾちゃん~♪」

「あ・・・ずるいよ、ノゾちゃんって呼んだの先だったのに~!!」


「順番とか、いいじゃないですか・・・エルちゃん」


両方の気持ちが存在する今・・・

色々と複雑な部分もありますが

気兼ねしないで、お友達気分で接することができて

しかも、女神である二人を信仰もささやかにできる

エンシア様には感謝してもしきれません

これは、レースで結果を示しての恩返しですね・・・


ノゾミ(調整いただきましたから、再度走ってきますね~??)


エンシア(頑張るんじゃぞ~!!)

エルード(何・・・この距離の縮まり方!? 嫉妬したのかな・・・??)


この二人の仲の良さは、グリーンとの接し方の参考にしてみようと思います

う~ん・・・それ以外は難しいですね


ちょっとだけ時間使っちゃったけど

仲良くなるのも、勝てる要素になるかなって思うから

無駄な時間じゃないと


ノゾミ(迷いのない走りができそうで~すっ♪)


加速スキルを連続で使ってみようと思うの

さっき、唯さんがやっていたみたいな・・・

最速タイムを狙ってみるよ


エルード(ノゾちゃん、速度過多じゃないの?? 無理しないでよ・・・)


ノゾミ(は~い・・・唯さんに挑戦中~!!)


エンシア(唯か・・・エリアボス以上に厄介な存在じゃな、もう身内での争いとなるぞ??)


アクアさんが言ってた、唯さんが危険という意味がこんなに早く現れるとは思いませんでしたが

レースではなくて・・・遺跡攻略と考えれば、別に構わないんだけどね

やっぱり、参加するには優勝狙ってみたいじゃない


なんて、ノゾミも思ったりするのです・・・

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