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第三十一話

~第三章~

第三十一話『東京迷宮 雷光の遺跡・超光速の戦い その3』



「ノゾミは、女神進化への準備段階による過度の疲労みたいですわ・・・」


何かね

あとで知ったんだけど

人によって、女神になるときの準備で

異常な体力の浪費があったりするんだって


それに耐え切れなくなると・・・

ノゾミさんのように倒れてしまうと

一応、ラインさんから

あたしやアクアちゃん、グリーンさんとアイナさんに注意して欲しいと言われました


「ライン様がさっき来て下さり、ノゾミの治癒を行ってくれましたの・・・」


あまり、泣かないグリーンさんだけど

ノゾミさんが元気になったみたいで

それで嬉しくて泣いてしまったんだよ


「・・・今まで誰にも症状が出なかったから、安心してたんだが・・・ノゾミに出てしまうとは、本当にすまない、先に話しておけばよかったんだが・・・変な心配をさせたくなかったので」


ラインさんが入ってきた

ノゾミさんに治癒のスキルをしてくれたんだって

誰にもそのまま出なかったら、話さなくてもいいんだもんね


「不安にさせたくなかったのですね、ライン様・・・少しだけ見直しました!!」


「アクア・・・お前は、まだ私を信用できないか?? ラインさん的に悲しくて泣くぞ!!」


冗談ではなくて、本当にラインさんだったら泣きそうだね~♪

アクアちゃんもだけど、あたしもだから・・・

知ったら、泣くかな

これは、黙っておこう


「ライン様・・・本当に感謝致しますわ」


泣きながら、ラインさんの両手を持って頭を下げている

グリーンさんはノゾミさんを助けてくれたから・・・それに知り合いだって言ってたから

ラインさんを信用してるのかな??


グリーン(信用は別問題ですわ・・・ふふふ)


わっ!!

急に・・・やっぱり、心読めるのかな

リンクはアクアちゃんにしか繋がってないもん


グリーン(記憶が無い分、その辺が特化しているのかもしれませんわ)


アクア(あまり、唯ちゃんを困らせないで下さい!!)


グリーン(そう思わせてしまったのでしたら、申し訳ありませんわ)


アクア(唯ちゃんが最近・・・変わりつつあるので注意して欲しいです)


あたし、変わってるの??

・・・あ、もしかして倒れたのってノゾミさんと同じなんじゃないのかな

確認したほうがいい・・・今ラインさんもいるし


アクア(あ・・・そうでした、慌てすぎて忘れてました)


グリーン(それは、重要ですわね・・・すぐ確認致しましょう!!)


本当にすぐに確認するんだね、アクアちゃんとグリーンさんがラインさんに詰め寄る

あたしの倒れたことを確認するみたい


「ライン様・・・重要なお話があります、唯ちゃんについてです!!」


「ん?? 唯・・・お前も倒れたのか~!!」


「はい、昨日??一昨日??あれ・・・ラインさんいたよね!!」


「・・・私、いたか?? そうだったか・・・唯のは別だと思う、システムの稼働に関してだ」


「ライン様・・・あまり曖昧も困りますわ、しっかりとした情報でお願いしますわ!!」


「そうだよな・・・重要な事だし、私もだけど・・・特に本人が不安だもんな」


あたしのはノゾミさんとは違うのはわかったけど・・・

システムの稼働に関してって、何??


「ラインさん、あたしのはどういう理由だったの??」


「・・・それなんだが、個別でいいか・・・後でテレパシーを送るから」


「はい、教えてくれるなら・・・」


これは、ヒミツなのかな

あたしにだけ、教えてくれるんだ

アクアちゃん、一応話していいか聞いてみるね


アクア(無理には気にしなくていいです)


唯(一応だから・・・)


ライン(アクアに教えたいのか?? 特別にアクアにだけならいいと思って割り込んだ!!)


わわっ!!

ラインさん、怖いよ~

ビックリしすぎて・・・


アクア(ライン様、もう少し普通に介入して下さい)


ライン(私にデリカシーを求めるのは、ナンセンスだぞ!! 自分で言うのも変だが・・・)


唯(これがラインさんらしいというのかな・・・でも、ビックリは怖いです!!)


ライン(私らしいか・・・でも怖い?? う~ん、ちょっと考えないとダメだな)


あたしの発言は、ラインさんにも影響あるみたいだね

これは、強気にしてもいいのかな

ラインさんを信用はできないけど、もっと身近に感じるようにしてみよう


唯(では、あたしとアクアちゃんに詳しい話をして下さい!!)


ライン(唯は、私に強気で攻めるのか・・・まあ、いいけどね)


アクア(これが、唯ちゃんをメインにしようとした理由ですか??)


ライン(う~ん、それは違うんだが・・・私と同じルビーだから、能力が無限大に感じたから)


あたしが無限大・・・

そんなにすごいのかな


ライン(それだけではないんだけど、まあ唯を特別に思うのは私だけではないから・・・できるだけ私が介入していることをアピールして、守りたいと・・・あ、これは内緒だった)


アクア(不思議な感じがしたのは、そこでしたか・・・最初から、言ってもらえれば、あなたを不信に感じることもなかったのですが・・・今更なので、女神になるまではワタシは信用はしません!!)


ライン(・・・唯もそうなのか??)


唯(・・・ノーコメントにしたいです、何かラインさんの話を聞いたら、わかんなくなってきた)


アクア(ワタシも困惑している・・・ライン様、何でそんな風に面倒な感じなんですか!!)


ライン(そう言われてもな・・・嫌われようが、行動は変えることはできないんだ)


悲しそうにしてるラインさん

本当は嫌われるのは嫌なんだよね

でも、自分の性格や行うことは変えられないって


唯(あたしも女神になるまで、ちょっと今のままでいいですか??)


ライン(・・・仕方ない、でも女神になったらホンネで話すからな!! 覚悟しておけよ~♪)


アクア(それは期待しておきます、ライン様の本音は興味ありますから)


ライン(ははは、アクアは好奇心旺盛だな・・・ラビリアみたいに科学者向きか??)


唯(・・・ラインさん、そろそろヒミツを教えて下さい!!)


ここで、いいよね

何かタイミングを計ったみたいになってるけど・・・


ライン(ルビーのヒミツについて、私と同じだから知る権利はあるからな)


アクア(同じ宝石は基本的に個体差はないんですか??)


ライン(厳密にはあるんだが、宝石の違いはあるが、同じなら個体差はないと考えていい)


アクア(そうですか、そこは疑問だったので・・・ありがとうございます)


そのあたりの情報はデバイスでも確認できなかったんだね

全部がわかるわけじゃないから

聞ける質問はどんどん聞いたほうがいいかも


唯(ルビーのヒミツをお願いします!!)


ライン(何か・・・唯、お前こんなキャラだったのか?? やはり私、以上になるかもな)


アクア(急に色々と語りだした唯ちゃんは、本当の唯ちゃんなんですか??)


ライン(女神になれば、記憶は全て戻ると思うので・・・本当はそこまでは何も言わないつもりだったんだけどな、前日のあれが出てしまっては・・・話さないとダメだと判断したんだ)


アクア(・・・はい)


ライン(100%言い切れないが、あれが本来の唯だと思っていい・・・今の記憶はそのまま残るが、アクアもある程度の覚悟はしておけよ・・・)


アクア(あれが、唯ちゃん・・・それで覚悟ですか、わかりました努力します)


ライン(ダイヤモンドの次に硬度の高いのがルビーで攻撃で言えば、それを超える存在でもあり・・・頂点となれる器として最も可能性のある宝石なんだ!!)


唯(それで、ラインさんが強いんですか??)


ライン(私か・・・う~ん、私の場合は別に存在する力に影響されてるから)


別に存在する力・・・

それは、旦那さんのことかな??

何か、今はどこかに行ってていないんだよね


唯(ラインさんの旦那さんですか??)


ライン(・・・ん、ああ、そうだな)


夫婦で絆があって、強くなったってことだよね・・・

それって、愛の力!?


アクア(女神の力は、心に左右されるんですね)


ライン(それは、宝石が心そのものだから・・・命とも言える、その強さがそのまま反映されると考えればわかりやすいだろ??)


アクア(・・・はい、心が強い女神がより上ってことですね)


唯(それで、愛の力が強いと心が満たされてて・・・女神としては最強なんですか??)


ライン(う~ん、私にはそれが直結だとは思えないんだけど・・・どうやら、そうらしい)


あれ??

話の途中で、何か違う感じになってるね

心の強さと愛の力とは・・・違うのかな


ライン(結ばれる同士の相性とか、宝石の繋がりも関係するから・・・)


アクア(ちなみに、旦那様は・・・宝石は何ですか??)


ライン(・・・それはヒミツ、言ったら色々と困るんだ!! すまん)


アクア(わかりました、そこは追求しません)


唯(え~しないの?? あたしはすごく知りたいんだけど~!!)


ライン(言えない部分は、本当にダメなんだ・・・わかってくれ唯!!)


残念だけど・・・これは、どうしようもなさそう

無理をしても、あたしが疲れるだけみたいな気がする


唯(・・・わかりました、ラインさんとまだ戦うだけの力はないから)


アクア(唯ちゃん!!)


唯(大丈夫です、ラインさんと戦うのは女神になったら・・・ですよね??)


ライン(・・・まあ、そういうことだ)


それで、このあとに聞いたルビーに関する情報は・・・

二面性を持つ心と

共有する対の存在

バースNO.7(7月の誕生石)が7~9月は特に強力なんだって

7月がルビーで8月はサードニクス、9月がサファイア


そう、アクアちゃんのサファイアも強いんだよ

だから・・・あたしとアクアちゃんのコンビが特にすごいんだって

8月の人がいたら、無敵だってラインさんは興奮してたけど・・・


ライン(多重人格になりやすいみたいで、それは注意してても仕方ないから・・・楽しく受け入れるようにしたほうがいいぞ、私も普段はこんなんじゃないんだけど・・・もう、慣れた)


アクア(それで、違和感があったんですか・・・どうも、無理しているように見えたので)


ライン(お前は、鋭い観察眼を持っているのか・・・私の本質をみていたってことだな)


唯(・・・そういうことは、あたしも!?)


ライン(女神になると、精神が複数登場するだろうから・・・まあ、覚悟と期待と不安を抱いて待つのみ)


アクア(ライン様・・・ワタシは、どうにか唯ちゃんを支えてあげられますか??)


ライン(そうだな・・・お前が本気で一生付いて行きたいと思うなら可能だろうな)


アクア(・・・ ・・・)


アクアちゃん、黙ってしまった??

普通に即答してもいい感じなんだけど・・・

流石にあたしが複数の性格だったら、嫌かな


アクア(そんな事は、ありません!!)


ライン(どうした?? 唯に何か言われたのか・・・)


アクア(いえ、いいんです・・・)


ライン(唯も、アクアと一生と考えるなら・・・複数の性格をコントロールできるように努力だぞ??)


唯(コントロール・・・今のあたしが中心で他を抑えればいいんだ!!)


どんなに変な性格が出てきても

今のあたしが、完全に抑えてしまえば

変わらないもんね!!

よし、アクアちゃんのために頑張るね~♪


ライン(心構えは重要だからな、事前に話せてよかったかもしれない・・・まあ、かなり御法度気味ではあるけど・・・そんな事は私にはあまり関係ない!!)


アクア(女神にも制限はあるのですよね・・・それも、払拭するつもりですか??)


ライン(ああ・・・そのくらいでないと頂点なんて不可能だと思ってるし)


唯(・・・やっぱり目標でいいや、女神として女性として・・・あとお胸も)


ライン(ははは・・・私を目標としてくれるのか、嬉しいじゃないか!!)


アクア(あなたには、聞くまいと思いましたが・・・背に腹はかえられません!!)


ライン(ん?? 何だ、胸か!! 私に伝授して欲しいと??)


あたしもアクアちゃんも無言で頷いた

ラビリアさんに聞く予定だったけど

せっかくだし


ライン(ちなみに、好きな異性に揉ませるとかはありえないからな!! あれは嘘だ・・・私は、ずっと恋人いなかったし、旦那と出会った時はもうこの大きさだったからな)


アクア(やはり、あれは間違った知識でしたか・・・)


唯(う~ん、ラインさんが言うんだったら・・・そうなんだね、ショックです)


確かに揉んで大きくなるなら、かなりの人が大きくなってるよね

夫婦や恋人って沢山いるし


ライン(効果的なのは、食事としっかりとした運動に、サイズの合った正しいブラの着用だろうな)


アクア(・・・真面目な方法ですね)


ライン(お前・・・怒るぞ!!)


アクア(すいません、もう言いません)


唯(教えてもらってるんだから・・・しっかりと聞かないとダメだよアクアちゃん!!)


アクア(そうですね、反省します)


あたしも思ったけど・・・

これは、真面目なお話なんだよ

お胸をどうやって大きくするのかって!!


ライン(食事に関しては、運動と連動してある程度の脂肪も必要だから筋肉だけだと男性的な胸になってしまうから・・・バランスが必要だ!!)


アクア(はい!!)


アクアちゃんも真剣に聞くようになった

あたしも、しっかりと聞いて・・・未来の大きいお胸を目指そう~!!


ライン(バストアップを目的とした、腕や腰の運動をデバイスに入れておいたから・・・それにブラもサイズをフィットさせるタイプのものを提供しよう、自動で正しい状態で装着されるから)


アクア(本当ですか?? ありがとうございます!!)


ライン(地道な努力と、後は大きくなるとイメージする事もな)


唯(意識させて、お胸が大きくなるの??)


ライン(気持ちは大事だぞ・・・)


親切に色々と聞きました

ルビーのヒミツよりも興味あったから

早速、今日からやってみよう~♪

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