第二十一話
~第二章~
第二十一話『東京迷宮 迷宮の謎・探求編 その1』
グリーンですわ・・・
皆様、おはようございます~!!
昨日に自分の属性である遺跡を攻略して
これで、水のアクアちゃんと光のノゾミに次いで三人目の解放ですわよ
ここで、普通なら唯ちゃんの番となるのですが
残りの遺跡が雷属性の遺跡みたいなのです
不思議で仕方ありませんわ
まだ、遭遇できておりません5人目が
アレキサンドライト保有者なのですが
属性が雷(火+風)属性です
ということは、そこの遺跡は5人目の方のですわよね??
それとは別に・・・
闇属性の遺跡が存在します
火属性の遺跡はどこにあるのでしょうか・・・
と、短く今後の伏線的な要素を話しましたわ・・・うふふ~♪
では、唯ちゃん、続きよろしくですわ!!
「と・・・グリーンさんの目の前でこれを見るのは恥ずかしすぎますって!!」
「そうでしたか、自分は楽しかったですわ・・・唯ちゃんの反応が、いちいち面白かったです」
「グリーン様・・・力を得たとは言え、ワタシの方が上です!!」
あたしのことで喧嘩はしないの・・・アクアちゃん!!
ダメだって~!!
あたしが泣くからね・・・
「・・・グリーン様、申し訳ありませんでした」
「自分ではなく、唯ちゃんに謝罪するのが普通ですわよ??」
「いいの、アクアちゃんはあたしにはいつも謝ってるから・・・」
って、フォロー変だったね
何言ってるんだろう、あたし・・・
アクアちゃん・ノゾミさん・グリーンさんと遺跡を攻略して
強くなったんだよね??
それで、次はどうするの・・・
「迷宮の謎を探るか、5人目を探すか??」
ノゾミさんがやってきた!?
空中庭園からの帰りに気絶して、そのままだったみたいだけど
大丈夫なのかな・・・心配~??
「ノゾミ・・・まだ、寝てなくていいのですか??」
「グリーンのスキルが効果あったみたい!!」
グリーンさんも回復スキルが使えるんだね
攻撃だけではなくて、防御や回復とかも強くなってるのかな
でも、強くなって・・・って、目的は何なの??
「自分の研究では、遺跡の攻略で迷宮の謎がそれぞれに明かされるとありました」
「で・・・実際に、ワタシたちにそれが少し開示されたと??」
どうも、アクアちゃんとグリーンさんは衝突することがあったりする
何でかな・・・特にあたしの話をするとだよね
それぞれが思うところがあってのことだと
「ここは、はっきり言っておきます!! アクアちゃんとグリーンさんがケンカしたら、あたしは泣きます・・・そして、女神になろうと急ぎます!!」
一番効果のある、かな??
アクアちゃんは聞こえてるから
こっちでも言っておきます!!
唯(確実に泣きますよ、それにラインさんに言って女神にしてもらうからね!!)
アクア(・・・言われなくても、と言いたいのですが、どうしても唯ちゃんに何かあったらと考えると)
焦ってる・・・
やっぱり、効果あるみたいだけど
唯(ダメだからね、グリーンさんはノゾミさんの恋人だから・・・大丈夫ですって!?)
アクア(わかってるんです!! わかってるですが、どうしてもダメなんです・・・ワタシは、唯ちゃんの思うほど強い心を持ってませんから、嫉妬には勝てません・・・ごめんなさい)
「自分がもう少し気を付ければ、アクアちゃんも問題はないですわよね??」
あれ・・・
グリーンさんがまた、話に加わる感じで入ってきたね
もう、あまり違和感がなくなってきているかな
アクアちゃんが悪いみたいに思わないでよ
あたしのためなんでしょ!!
ケンカ以外は堂々としてていいから、あたしもそうだと嬉しいかな
「ワタシも、あえて躊躇するようにしてケンカを回避できるようにします!!」
無理のない限りで、グリーンさんとは仲良くね??
続くようにして欲しいから
「ノゾミがグリーンを独占したら、アクアさんに影響を及ぼす機会も減りますよね~♪」
ノゾミさんも思ってくれてるのかな
それとも、普通にグリーンさんとだったりしてね!?
でも、二人で仲良くしたいのは当然・・・だよね!!
あたしもアクアちゃんともっと仲良くしたいもん~♪
「自分とノゾミが仲良くですか・・・そうですわね、余裕ないくらい??」
「お二人でイチャイチャして下さい・・・」
楽しめれば、いいよね
あたしとアクアちゃん、グリーンさんとノゾミさん
うまく分かれてかな・・・
「イチャイチャは、夜にでもしますわ・・・まずは、迷宮の秘密についてですわ??」
「そうですね・・・ワタシも唯ちゃんと、夜にでも・・・って、何を言わせるんですか~!!」
アクアちゃん・・・ちょっと面白い~♪
こんな感じに仲良くだよ??
「迷宮の秘密をどこまで把握してますの??」
あたしは、まったくわかんないよ・・・
遺跡で何か情報をもらえたみたいな話をしてたから
アクアちゃんとノゾミさんは知ってるのかな??
グリーンさんも??
「唯ちゃんも話はしっかりと参加していて下さいね、情報は知らなくても肝心な部分の内容ですから」
「そうですわね、ほぼ唯ちゃんのためと言っても過言ではありませんわよ!!」
「ノゾミも・・・情報提供をします、唯さんの今後の遺跡攻略でお役になれば・・・」
これは、何ですかね・・・
あたしのための話??
「あたしは、どうしてればいいの??」
「わからないとしても、話を聞くことを優先していて下さい・・・ワタシが後で補足します」
「アクアちゃんにお任せで、いいですわね・・・できるだけ、唯ちゃんにもわかるようにしますわ」
アクアちゃんにもグリーンさんにも悪いかもだけど・・・
どちらにしても、あたしには・・・わかんないだろうと思う
それでも、頑張って聞くからね
「どうしますか、時間的には余裕はあると思いますが・・・」
「う~ん、リンクの方がより伝達が容易かもしれませんわね」
あたしもそっちのほうが、わかることが多いかもしれない
じゃあ、勝手に始めちゃうよ~
東京迷宮の謎リンク:唯(唯⇔アクア・グリーン・ノゾミ)
アクア(唯ちゃん・・・驚かせようとしましたね??)
グリーン(自分は、何となくわかりましたわ・・・うふふ)
ノゾミ(唯さんはしっかりとなされているんですね)
唯(リーダーとして、できることをしておかないと・・・示しが付かないんでしょ!!)
なぜか、あたしは苛立ってるみたいね
それとも興奮してるのかな
アクア(迷宮は実際の東京と関係あるみたいですが、情報を共有して合わせたものとしてみましょう)
グリーン(唯ちゃんの来た世界の都市でしたわね・・・)
ノゾミ(不思議な名前でしたから、どこの世界なのかなって思ってました)
東京が名前だけ同じで
まったく違う森や街があったり
空に浮いている庭とか
すごい高い塔とか
それに、襲ってくる敵がいるんだよ
でも、それに対抗できるソウルっていうスキルがあったり
アクア(世界の全てが、真実であり偽りである・・・)
グリーン(女神の集まる幻の大地を・・・)
ノゾミ(眠りを妨げる、はじまりの命に・・・)
何を言いたいのか、さっぱりわかんない
まだ、全部のヒントが出てないんだよね??
ここまでで何がわるのかな・・・
唯(今のが、遺跡のヒント??)
アクア(はい、迷宮というよりも・・・幻想の風の理を意味するみたいですが)
グリーン(アクアちゃんも、そう思われますか??)
アクア(覚醒を狙う意味では、謎がより深まってしまうと思いますが・・・)
グリーン(迷宮と女神の関わりが重要ということですわね)
アクア(五大宝石が保有された、ワタシ達が謎を解明する事が前提の迷宮みたいです)
急に二人だけで話が盛り上がって
迷宮ではなくて、女神の話になってるよ??
アクア(総体的な事がここで行われるのでしょうか!?)
グリーン(どうですかね、自分の記憶が戻れば・・・わかるんでしょうかね??)
アクア(女神に覚醒を成せれば、一気に謎が解けるかもしれません)
グリーン(・・・そうなんですかね)
ノゾミ(ノゾミも話に参加したいです!! それに、唯さんにも聞いてもらいたいですよ~!!)
唯(あたしは、どっちでも聞いてるよ・・・二人はどうなのかな??)
アクアちゃんとグリーンさんが盛り上がってしまったため
ノゾミさんが割り込むように話を中断して
アクア(入ってきている、情報はノゾミ様にもあるんですよね・・・参加は必須かと)
グリーン(・・・確かにそれは重要ですわね、ノゾミすいません)
ノゾミ(女神に関しては、別に考えた方がいいかなって思うんだけど・・・)
それぞれは考えが違ったりするのかな
その辺も聞いてもいいかな
唯(詳しい内容の前に、質問してもいいかな??)
アクア(どうしましたか、唯ちゃん??)
グリーン(スタンスの問題とかですか??)
唯(自分の意見を確認してみようかなって、思ったの・・・)
ノゾミ(何についての意見ですか、唯さんの聞きたいのは何ですか~??)
あ、そうか・・・内容って
え~とね・・・う~ん
唯(迷宮の謎についてと、女神になることについての自分の意見を知りたいかなって・・・)
これで、わかるかな・・・
あたしは、両方とも
アクア(唯ちゃん・・・それ、ワタシにしか伝わってませんよ??)
唯(・・・だって、アクアちゃんにしか話してないもん!!)
アクア(ワタシが唯ちゃんの意図を説明するって事ですか・・・)
グリーン(アクアちゃん経由で唯ちゃんの事を話すのも、面白いですわね)
ノゾミ(唯さんが直接話された方が・・・)
あたしは、アクアちゃんに頼ってばっかりだね
嫌なら、きっぱりと言ってよ!!
自分のことは自分でって・・・
アクア(わかりました、ワタシが唯ちゃんを代弁してみます・・・でも、文句は言わせませんよ)
え!?
あ・・・これは、あたしに対しての何かあるのかな
アクア(ふふふ・・・唯ちゃん、覚悟してて下さい~♥)
グリーン(唯ちゃんにいつも泣かされてますものね、たまには反逆ですの~??)
唯(反逆・・・どういうこと?!)
アクア(唯ちゃんは、ワタシの事が大好きで仕方ないらしいです・・・)
グリーン(そうですわね、普通にわかりますわ・・・仲良し恋人ですものね~♪)
ノゾミ(ラブラブなアピールはわかりました・・・早く本題を再開して下さい~!!)
何かノゾミさんが、イライラしてる??
どうしたんだろう・・・
唯(ノゾミさん・・・アクアちゃんは、冗談で話してるだけですよ)
ノゾミ(・・・そんな事は、わかりますぅ~!!)
やっぱり、少し怒ってるのかな
グリーンさんに話してみよう
唯(グリーンさん・・・あの、え~と・・・なんですけど、どうなんでしょうか??)
グリーンさんにだけ、今思っていることを伝えてみたのだけど・・・
グリーン(う~ん・・・そうですわね、ノゾミ・・・みんなで目を閉じてますわ、今のうちに!!)
ノゾミ(・・・グリーンだけ、わかってるの~??)
椅子から立って、どこかに移動した??かもしれない
ノゾミさんは・・・アクアちゃん、言わなくてもいいかな
アクア(ええ、言わなくてもいいです・・・ノゾミ様、すいませんでした)
グリーン(これは、仕方ありませんわ)
唯(あたしも行ってくる・・・)
さすがに目を開けて歩かないと怖いから
目を開けて・・・ドアの前で待つ
「・・・唯さん!?」
「しぃーです!!」
ドアを開けたノゾミさんが、あたしを見て
声を出したから、思わず口を閉じるようにした
「ノゾミさんと同じです・・・あたしも水飲みすぎたかも~♪」
入れ替えで、あたしがドアに入って・・・
この中での話はしません!!
絶対嫌です・・・ナイショとか、そういう問題じゃないからね
唯(ごめんなさい、あたしのために中断しちゃって・・・)
ノゾミ(・・・そういうことでしたか、ノゾミが悪いんです)
グリーン(二人して、仲良しこよしですわね・・・アクアちゃんと自分は嫉妬に苛まれてましたわ)
アクア(って、何を勝手にワタシもって事にしてるのですか~!!)
あたしとノゾミさんが仲良くしてると・・・
二人は嫉妬してるの??
ノゾミ(グリーン~!! ノゾミは唯さんとは・・・少しだけだって~??)
グリーン(ふ~ん・・・少しだけでもあるんですのね??)
アクア(ノゾミ様は無いと思ってましたのに・・・残念です!!)
やっぱり、怒ってるよね・・・
独占じゃないとダメなのかな
少し仲良くするとかでも、ダメ??
グリーン(ここだけは、あまり譲れませんわね・・・独占は女神となれば、より欲望のままですわよ)
アクア(今のうちという事も、あるとは思いますが・・・それでもワタシはダメです!!)
唯(もう、恋人以上の存在ってことなのかな・・・)
何か、話が違う方向に進んでるんじゃない
と思うんだけど・・・
重要な部分の内容があるってアクアちゃんもグリーンさんも言ってたし
ノゾミさんも何か真剣に話をしたいみたいに言ってたし
ちゃんと、この東京の謎がわかるのかな・・・