第2部:第9話:『温泉』
俺と桜は、着替えを持ち風呂場へ向かった。
途中でシャルンとサラと氷に会った。
そんな事で・・・
俺「なんだ・・・この比率・・・」
男一人に女が4人
どうやら犬神は忙しいらしい・・・
俺「とりあえず入るか?」
と、【男湯】【女湯】と書いてある入り口の前で別れる。
俺は、中に入りちゃっちゃと脱ぎ腰にタオルを巻き中に入る。
そして、誰もいない風呂場を見て
俺「やっぱり朝風呂は誰もいなくていいなぁ〜」
と、軽く感動して風呂に入る。
俺がゆっくり風呂に入っていると向こうから団体か4人の影が見えるが
湯煙で姿までは確認できない。
その、人影が俺の近くまで来て
『失礼します』
と言う、その声は聞き覚えがある声で俺は目を細め、その人間をみた。
すると、その人は桜だった。
俺「な!なんで!桜がここにいるんだ!」
と俺が言うと向こうも気付いた様で
桜「え?煉次様?」
と驚いていた。
俺と桜は同時に
『え?だって入り口は・・・』
と入り口を指差した。
すると、入り口が二つある・・・
そして、俺と桜が同時に
『混浴?!』
と、言った。
とりあえず、今この場所に男は俺しかいない事もあり
俺「俺が上がるよ」
と上がろうとした時、
サラ「いいじゃん!一緒に入ろうよ!」
と俺を止める。
桜「そうですね。入りましょう煉次様」
と最終的に俺が説得され一緒に入る事になった。
サラと桜はタオルを巻いているのでいいが・・・
俺「おい・・・氷とシャルンをなんとかしてくれ」
と、二人を見ると幼い事もあり胸も何もないが一応女
俺もそんな姿を長時間見たいわけじゃない
シャルン「あぁ〜”よくじょう”してるの?」
とわざとらしく欲情を強調する。
氷は顔を赤らめ『ダメですよ』と言う。
俺は呆れ『はぁ〜』と溜め息を出す。
すると、桜が
桜「煉次様は幼い感じの方が好みなんですか?」
と真顔で迫りながら聞いて来る。
サラも興味津々と言った感じだ。
俺「俺は普通の男だよ。
胸も大きいのが好きだしな・・・」
と、自分の言っている事を恥じながら告白した。
すると、サラと桜は胸を隠していたタオルを少し取り胸を確認している。
俺(見えてる・・・見えてるって!)
と心の中で叫ぶ。
俺はこのままだと確実にのぼせると思い上がる事を決意した。
その時・・・
ふにょん・・・と、右腕に柔らかい感触が当たった。
俺が横を見るとサラが俺の右腕にしがみ付いていた。
すると、今度は左腕に柔らかい感触が当たり。
今度は桜が左腕にしがみ付いていた。
俺は心の中で
(胸が当たってる!当たってるって!)
と、叫びただ俯いた。
桜「煉次様・・・今とてもドキドキしていますね?」
と桜に言われ俺はビクッとした。
サラ「緊張してるの?体堅いよ」
と言われ更に驚く。
俺(これは・・・生き地獄だ・・・)
と、言うしかない
右には大体Dほどのサラが
左にはEかFはある桜の胸が当たっているのだ。
ある意味耐えろという方が酷であり、俺は次第に意識が遠のいて行った。
ブクブクブク・・・
と、俺が沈んでいき。
そして、桜とサラが驚きながら俺を助けようとしていた中、
俺は、最後にサラと桜の胸を直に見てしまい遂に鼻血を出してしまった。