第1部:第1話:『覚醒』
プロローグで書き忘れてました^^;(前書き)。という事でこちらで挨拶を。SFは初挑戦ですが諦めることなくがんばって行きたいと思います^^
カチ・・・
ジリリリリ・・・
カチン・・・
俺はもそもそと布団からだるそうに起きた。
俺はカーテンを開け朝日を眩しそうに見る
俺がまだ眠そうにボーっとしていると扉から聞き覚えのある女性の声がする
『お〜ぃ煉次〜
まだ寝てんの?学校遅れるよ〜』
俺「あぁすまん
今から行く」
俺の名前は春日 煉次だ。
ちなみに、今話し掛けてきた女は俺の幼馴染の大野 美奈子
俺達は名前こそ地球の日本人のような名前だがここは火星の
第2日本と言われている所だ。
俺の家は2階立てで俺の部屋が2階にあるので1階の美奈子のいる部屋に向かった。
俺達はいつものように朝食を食べながらテレビを見ている
え?なんで両親じゃなくて美奈子と食べてるか?ってそれは俺の両親と美奈子の両親は
偉い科学者でいつもいないので俺と美奈子はいつも2人で食べていた。
話を戻してニュースを見ているとまた政府が治安直しという名目で村を破壊しているニュースが流れていた。
しかし、こんな事は俺達にとってはどこか遠い事でおきた事としか取る事が出来ずに
俺「また我侭な王の暇つぶしかよ」
美奈子「仕方ないわよ昔の王はいい人だった様だけど
時代も終わりかな?」
と第三者となり政府の文句をただ言うだけだ・・・
そして俺と美奈子は学校でいつものように
ちなみに俺達は地球年(地球での年齢)でいうと17
高校2年生だ。
退屈な授業を受け
昼食を取り
午後の授業は寝て過ごすつもりだった・・・
しかし、そんな平凡は2時間目の途中で崩れた
ウゥゥ〜〜・・・
というサイレンが突然鳴り出し
皆が避難し始めた。
状況が掴めないまま避難をしていると
突然爆風に襲われ皆吹き飛ばされた。
俺はとっさに美奈子をかばいなんとか助かったが・・・
目の前には地獄のような光景が広がっていた。
さっきまでとは全然違うまるで戦争の後の町のような風景
痛さのあまりに泣く者
大切な者を失ったために泣く者
あまりの突然な事で混乱している者
絶望している者と先ほどまで平和だった町とは思えないほどの変わり様
そして・・・その炎の中にいる刀機が数体
俺は友の死に直面し
政府を恨みながらも泣く事しかできない自分が情けなくて仕方がなかった。
その時俺の頭に(力がほしいのならば此処へ)と声が聞こえた。
俺はその声に導かれるまま町の外れにある立ち入りが禁止の洞窟へ入った・・・
美奈子も心配そうについてくる
そしてその洞窟の奥には一本の刀が刺さっていた。
美奈子が横で必死に俺を掴み何か言っているが俺にはまったく聞こえない
ただ俺は導かれるまま刀を掴みそのまま抜いた。
すんなり刀は抜けたが刀身は錆びておりとても使えるような物ではない
だけど俺はこの刀を知っている不思議な感覚に囚われた。
刀は不思議と俺の手に馴染み
まるで体の一部のように軽かった。
そして頭にまた声が聞こえた・・・
(刀の名前を・・・)
俺は自然と出てきた言葉を口にした。
『血龍刃』
そう言うと突然次元が歪み巨大なロボットが現れた。
そして俺は刀を地面へ刺すと魔方陣のような物が広がり
何処かへ瞬間的にワープした。
近くにいた美奈子も一緒にワープしたようだ
周りには何もなくただ一面白かった。
すると突然機械的な女性の声が聞こえた
『血龍刃 起動 全プログラムを初期化・・・
初期化完了 搭乗者確認』
というと俺の周りを何か小さな機械が現れた
しばらくして
『登録完了 DNA認証登録 ネットワークより登録者を春日 煉次と認証』
となんだか次々と登録や認証などの言葉を繰り返した。
しばらくすると静かになり女性の声が聞こえた
「あなたが私の新たなマスターですね?」
と目の前に突然全裸のかなり美人な女性が現れた。
俺「え?あ・・・はい
そうなります」
と突然素に戻り正直鼻血が出そうになっていた。
「私の名前は桜
これからあなたのパートナーとなりあなたを援護する者です」
と自己紹介を受けた。
そして俺は当初の目的を思い出した。
俺「それだったら俺の力を貸してくれ!
あいつらを・・・政府の奴らを退ける力を」
桜「マスターの望みならそれに従うだけです」
そう言われると白しかなかった風景が突然崩壊した町を上から見ているような風景になった。
風景というより周り全てが風景になり俺が浮いているような感覚だった。
すると頭の中に桜の声が聞こえた
「この巨人はマスター自身あなたが動くとこの巨人も動きます」
そう言われて俺は右足を前出したすると風景が動き出す
俺はなるほどっと理解した。
俺の手にはさっきまで錆びだらけだったのに
今では銀色のきり味が鋭そうな刀があった・・・
俺はそれを構え戦う準備をした・・・