第2部:第2話:『研究所』
ウィ〜ン
と自動で扉が開いた。
遥「涼子連れてきたわよ」
と犬神を前へ出す
犬神「お久しぶりです涼子さん」
といわれた先には黒髪の短髪で少し不良っぽい人が居た。
その人こそ大宮 涼子である。
涼子「おぅそろそろ来ると思ったよこっちにおいで」
と犬神がシャルンをつれて涼子さんと奥の部屋に行った。
そしてサラと氷は研究所の中を見学しに行き
俺は桜と母さんの所にいた。
遥「さてと・・・そのペンダントまだつけてるのね?」
俺「あぁ唯一貰ったものだからな」
『そう』と言って少し悲しそうな顔をする
遥「いい?これから話す事は全部本当よ」
と言って話を始めた。
遥「あなたは確かに私が産んだ子供よ
だけど突然変異と言うのかしら?遺伝子がね違うのよ
確かに似ている部分もあるけど・・・
いい?煉次はっきり言うわ
美奈子ちゃんは敵に回ったと思いなさい
そして助けたいなら自分でやりなさい
自分の力を信じれば必ず助けられるわ」
と言われ俺は『あぁわかった』そう言って部屋を出た。
桜「あの・・・煉次様はただ恥ずかしがっているだけです
久しぶりの再会ですから」
そう言われ何処か悲しそうな顔で
遥「そうね・・・あなた煉次の側に居てあげてね?」
と言われ桜も部屋を出た。
俺は外で桜を待っている時親父が
洋司「血龍刃は特別な刀神機だ
お前はそれに選ばれた。
いいか?強大な力を手に入れても
過信はするな何を信じればいいか分からなくなれば
身近に居る人間を信じろそうすればお前は迷うことなく
正しい道を歩ける・・・かもな」
と最後は大きく笑いながら俺の頭をポンポンと叩く
俺「だけど子供扱いなんだな」
というとボソッと『お前はもう十分大人だ。道を間違えるなよ』
と言って去って行った。
俺「親父」
と呼ぶと『ん?』とこっちを見るが
俺「いや・・・なんでもねぇ」
と言い『そうか』と言ってまた歩き出した。
俺はその背中を見てなんだかもう会えない気がした・・・
少しして桜が戻ってきた。
桜「さて戻りましょうか」
と言われ俺と桜は集合場所の食堂に着いた。
するとそこにはすでにサラと氷がいてお昼を食べていた。
俺と桜も定食を頼みサラの横に座った。
俺「どうだった?」
と聞くと
氷「えぇとても凄かったわ」
と氷は答えるが
サラ「あはは・・・まったくわからんかった」
と苦笑しながらサラは言った。
しばらく会話をしていると犬神がやってきた。
犬神「ん?もう飯食い終わったのか丁度いい
そろそろここを出るぞ
涼子さんに報告も終わり先ほど本部に戻った。
それに流銀隊長から映像メールが届いた。」
と言ってとりあえず俺達は研究所を出た。
すると入り口犬神が『ちょっと待ってろ』と言い
しばらくすると空中に浮く車が現れた。
犬神「涼子からの餞別だ乗れ」
と言ってのる犬神の横にシャルン
俺の横に桜 サラの横に氷が座り車は出発した。
しばらくしてホテルに着く
犬神は306
サラは307
俺は308に泊まる事になった。
とりあえず306に行きさっき聞いた映像メールを見ることにした。
映像メールを開くと俺が通信越しに見た人が写った。
流銀『すまん・・・大野 美奈子が政府に連れてこられ
洗脳せれた。ほんの少し目を離した瞬間にやられた
今そっちに向かっているらしい気をつけろ』
と言い最後に『機体は刀神機だその名は『虚狼牙』だ。
と言い流銀という人は消えた。
そして桜がガタガタと震え出した。
俺「おい桜大丈夫か?」
と言うが『鈴が・・・鈴が来る』と言ってガタガタと震えている
俺はとりあえず部屋に戻り桜に『大丈夫だ・・・俺がここにいる』とずっと抱きしめていた。
俺の胸元でガタガタと震えながら『煉次様・・・煉次様』とずっと言っていた。
そして俺はずっと桜に『ここに居る大丈夫だ・・・大丈夫』とずっと言っていた。